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Author:proclamation
ビジネス書著者を講師に招いたワクワークショップを主催。
Vol.01 横田尚哉氏、Vol.02 小山龍介氏、Vol.03 田島弓子氏、Vol.04 島田昭彦氏、Vol.05 マダム由美子氏、Vol.06 板橋悟氏、Vol.07 齊藤正明氏、Vol.08 阪部哲也氏、Vol.09 川田浩志先生、Vol.10 山口路子氏、Vol.11 マダム由美子氏、Vol.12 手塚美幸氏、Vol.13 横田尚哉氏、Vol.14 Marie&Carol、Vol.15 秋竹朋子、Vol.16 田島弓子氏。

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『脳が教える! 1つの習慣』読書ノススメ
「小さな一歩から」って、特に目新しい提言ではありませんが
これならいける!と確信をもって一歩目を踏み出させてくれる画期的な本

脳が教える! 1つの習慣
ロバート・マウラー
講談社
売り上げランキング: 54


脳の仕組みを知り、これまで挫折続きだった“良い習慣”を手に入れましょう!という本です。

本当に普通の人が継続することを可能としてくれる本、つまり私が継続できることを可能にしてくれる本ということになり、非常にありがたい。

この本では脳を3層でとらえています。

①大脳基底核(爬虫類脳):目覚め/眠り/体温調節
②大脳辺縁系(旧哺乳類脳):感情/危険の察知/闘争・逃走反応
③大脳新皮質(新哺乳類脳):創造(文明、芸術、科学、音楽)

ここで着目しているのが②大脳辺縁系で、変化に対して警報を鳴らし、変化しようとする活動をストップさせてしまうのです。

ただ、この②大脳辺縁系は網の目のようになっており、大きな変化はキャッチして警報を鳴らすが、小さな・ごく小さな変化ならその網の目をくぐることができる。

そして、くぐった小さな変化は③大脳新皮質に到達することにより、脳は望む変化に合わせた“ソフトウェア”をつくりだし、新たな神経経路を設けて、新しい習慣を確立する。

そして、この小さな変化は、本人が考える以上のスピードで大きな変化へと変貌をとげる。

心療内科にかかる患者の話しや、NY警察の犯罪撲滅への取組みなど、ふんだんな実例も交えながら“小さな○○”について順を追って提示してくれています。


実は、②大脳辺縁系の警報機能についてはよく解ったのですが、③大脳新皮質に小さな変化が到達してから習慣化されるまでの脳の仕組みがよく解らないまま終わってしまいました。

海馬の話しなど出てくるのですが、小さな習慣が身につき、しだいに大きくなっていく過程の脳の仕組みをうまく読み取れなかった。

とは言え、今の私には喉から手が出るほど欲しい“習慣(継続)“についての提言で、本当にすぐ始められる内容になっており、ありがたかった。

「小さな一歩」という言葉が随所に見られます。
いかに小さく踏み出すかが習慣化のキモ。


■PickUpPoint

何かに興味をもてばもつほど、夢を抱けば抱くほど、大きな恐怖がわき起こる。恐怖をこんなふうに考えれば、動揺することなどないのだ。
つらい時期を乗り越えるあいだに、恐怖はごく正常なもので、大きな夢をめざす自然なサインだと理解すれば、希望に満ちた楽観的な気分でいられる――それによって、恐怖をやり過ごすことのできる小さな一歩への意欲が高まる。

自己啓発チックですが、変化に対して恐怖を感じるのは正常だと自分を肯定できれば、自信を持って一歩目を踏み出せます。
ただ、行動するときは恐怖がわき起こらないおおきさに“小さく”することかな。


「小さな一歩」の美点でもあり、むずかしい点でもあるのは、「信じる心を必要とすること」だ。(中略)
試練に直面したときには、この「信じる心」が継続するための一番の武器になることも多い。その試練がとても乗り越えられそうにない大きなものでも、どこにでもあるようなちょっとしたハードルでも、関係ない。

先日の和田裕美さんの言葉を思い起こさせるくだりです。
ただ、これだと卵と鶏の関係になってしまうかも。
「小さな行動」の積重ねが「信じる心」を育むが、「小さな行動」の一歩には「信じる心」が必要だと・・・
たぶん、小さな一歩を踏み出しさえすれば、あとは両方同時に育まれる。


「くだらないと思えるほど小さな一歩」を見つけよう。心の中に住む「もっと大胆で大きな行動を、いますぐ、きちんとやれ!」と要求する、批判的な声に応えてはならない。

このくだりが、本書全体を総括している気がしています。
本書では太字の赤字で強調されているわけではなかったのですが、自分の中ではこの本の象徴になってます。


個人生活における小さなごほうびは、感謝の気持ちの表れであるとともに、仕事がうまくいった喜びを忘れさせないためのものでもある。

フィードバックはどんなに小さな行動にも必要と忠告してくれています。
ここは、石田淳氏の『「続ける」技術』にある行動科学から紐解くと納得しやすい。


ここ最近のセミナーと本が、自分でもびっくりするくらい密接に関連していて、ちょっと怖いくらいです。

こんな時ってあるんですね。
この1・2週間で一気に頭の整理ができて、行動レベルに移ってきました。
静かに興奮してます(ちょっと気持ち悪か)

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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

Books | 12:05:00 | Trackback(0) | Comments(0)
『ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ』読書ノススメ
素晴らしいかどうかよりも、実用的かどうかはビジネスでは重要な尺度
ファンクショナル・アプローチは非常に実用的

ワンランク上の問題解決の技術《実践編》 視点を変える「ファンクショナル・アプローチ」のすすめ
横田 尚哉
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 46


世の中のあらゆる製品、サービス、ビジネス、組織などには、必ずファンクション(機能)があります。必ずです。

これが本書の大前提になってます。

コト・モノを捉える視点は色々ありますが、この視点は秀逸。
かなり実践的で、とっかかりやすくて初歩レベルまでは身につけやすい。
使えてナンボですからね。


1章の問題解決についての再整理が一番ありがたかった。

問題解決には5つのフェーズ「I・S・S・U・E」がある。
フェーズ1:問題の認識(Identification)
フェーズ2:改善点の特定(Specification)
フェーズ3:解決手段の選択(Selection)
フェーズ4:解決手段の適用(Utilization)
フェーズ5:改善効果の評価(Evaluation)

特に重要なのは「①問題の認識」と「②改善点の特定」。
実際、読み進めていてもドッグイヤーや赤線は前半部分に集中していた。

ワンランク上の問題解決をもたらす思考のルール
・固定観念にしばられず、前回と違った方法を試してみる
・手段にこだわるのではなく、改善点に焦点を当てる
・「見落とされている改善点」を探す
・過去を手放し、未来のあるべき姿から発想する

改善点を見つける5つのアプローチ
・仮説検証法(原因から)
・品質管理法(結果から)
・情報分析法(相関から)
・類型置換法(経験から)
・機能分析法(機能から)

こうして箇条書きのみだと、よく解らない、もう知っているよ、となるのですが、ここまでくる説明部分が良くできていています。


と、こんだけ書いて、まだ1章「ワンランク上の問題解決とは」だけで、本体のファンクショナル・アプローチはこれからです。

4ステップからなり、各ステップはさらに細かく分解されます。
ステップ1:準備
ステップ2:分解
ステップ3:創造
ステップ4:洗練

この本一冊でこれをマスターできたら凄い。
気になる方は是非お読み下さい、一読の価値はあります。


6章の「日常をファンクショナル・アプローチで考える」
かなり具体的に書かれており、使い方と効果のほどをプライベートなシーンで確認できます。

この章を設けたのは、5章までのビジネスシーンでの方法論だけでは、多くの人が手をつけられないと思われたからでしょう。
実際、自分でビジネスの現場に4ステップ全てを持ち込もうとすると、かなり難しいと思います(解ったフリまでなら簡単に出来ますが)

随所に寓話を引き合いにだされていて、この話しがまた良かった。



■PickUpPoint

一度轍ができると、人は同じところを通りたがります。(中略)
轍理論とは、「人の行動は偶然→習慣→当たり前→規律→拘束と変わっていく」ということであり、固定観念ができあがるプロセスを表しています。

楽ですよね、轍(わだち)に沿って進むのは。
轍から抜け出すキーワードは「なぜ?」
で、この「なぜ?」の切り口を”機能”にすると、なかなかイケてる答えがでるかも。


あなたは、解決手段を知らないために改善ができないのではなく、改善点に気がついていないために改善ができないのです。

問題解決の要素分解の一つを提示してくれてます。
 問題解決=改善点×解決手段
解決手段をウンウン唸って考える前に、未発見の改善点をもう一度探しに行きましょう。


無駄な努力かどうかを見分けるためにぜひ覚えていただきたい2つの質問があります。
「それは何のため?」
「それは誰のため?」

応用範囲の広い質問ですね。
色んな局面で呪文のようにとなえると、効き目大。
今日、早速ありましたよ!


解決すべき対象は、「モノ」であったり「コト」であったりします。(中略)
これらのテーマに対して、次のような観点で現状を確認します。
・パーツに関すること(何で構成されているか、どのようなプロセスか?)
・関与者に関すること(誰が顧客か、誰が使用者か?)
・要求に関すること(どのような役割が必要か?)
・問題・制約に関すること(どのような問題が発生しているか、制約があるか?)
・投入資源に関すること(コストや時間をどのくらい費やしているか?)
これらを確認するために、次のような質問を投げかけながら進めていきます。(省略)

実用的な質問がこの後に続きます。
読みたくなるでしょう~読みましょう! 絶対損はしない。


表現された結果だけを見て、表現された結果から考えて、表現された結果を変えようとすることは、まるで、「モグラたたき」のようなものです。「ひたすら続くその場しのぎの作業」です。このような繰り返しには、もう終止符を打ちましょう。

「手段が実行されることによって、その結果が”表”に”現”れた。」で”表現”なのですが、ちょっと概念的でしょうか。
本質へ迫りましょう、との提言での一節です。
”本質”も概念的ですが、表現された結果から逆算して本質へたどりつくための一つの方法としてファンクション(機能)へ着目がある。
ウ~ン、よく解らなくなってしまった・・・



この本には沢山の質問が載せられています。
視点を変えているので、普段なかなか自分では発しない質問だらけです。
正しい答えを得るためには、正しい質問をしなければならないと言われていますが、その通りですね。

ワンランク上の成果を得るには、今までと異なるワンランク上の質問が必要なようです。
そして、その質問を発するには、ワンランク上の視点が必要なのでしょう。

確かに、この人スゴイと思うのは、答えより質問の時のような気がする。

テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

Books | 12:05:00 | Trackback(0) | Comments(2)
丸の内丸善 『息を吸って吐くように目標達成できる本』刊行記念~和田裕美さん セミナー&サイン会 参加記録
久しぶりに(今回が2回目ですが)和田裕美さんの元気印に触れてきました。
下の『息を吸って吐くように目標達成できる本』のセミナー&サイン会。
イベント知って、速攻で丸の内丸善に電話して整理券確保!

息を吸って吐くように目標達成できる本
和田 裕美
ポプラ社
売り上げランキング: 10



意識してか、偶々なのか、本の帯と同じ服を着ての登場でした。
(普通に考えると、意識して合わせたんでしょうね)

前半1時間は和田裕美さんのブレスレスマシンガントーーーク。
次の質問コーナーに移る時に、水をガブガブ飲んで、まさにガソリン補給風なのが微笑ましかった。

最初から最後まで、本当にずっと笑顔でした。
ちょっと前にUPした浜口隆則氏の『戦わない経営』の“幸せは分け放題”を思い出してしまいました(記事にはこのこと書いていません)
“笑顔は振りまき放題“~なんてね。


W's Diary 和田裕美の「売れる! 」営業手帳を使っているのですが、その後ろの方にあるメモ帳部分に2ページびっしり書き込む語りでした。


本に書かれている「目標を達成する5つのパワー」を順に説明。

1.自分を変革させるパワー

2.モチベーションを維持するパワー

3.障害を乗り越えるパワー

4.人のつながりを大事にするパワー

5.未来を信じて進むパワー

それぞれのパワーについて、その心と、それにまつわるエピソードを語って下さいました。
とてもここには書ききれません・・・ごめんなさい。


特に今の自分に印象深かったPointをいくつか。
(語りのメモから起こしたので、間違いがあるかも)

小さいことを継続する→継続すると自分が変わる→自分を信じられるようになる。

さらっと言ってましたが、この”小さいこと”を継続するのは、実はかなり困難なこと。

和田さんは、意志が強いよ。
同じやり方では、同じ結果を得られない。
普通の人に役立ちそうな本を最後に紹介します。

自分のことを一番信じてないのは自分、ってことを最近自覚できるようになってきたところだったので、ありがたいお言葉でした。
自分を信じている自分っていいですよね。
なろうっと。


大事なことは、知っていることではなく、やれているかどうか。

本の内容全体についての語り部。
本書も含めて和田本は解りやすいし、当たり前のことを書いています(意識して書いているとのこと)が、やるのは大変。
そう、和田裕美はやっぱり厳しい。


何度落ちてもいい、心がしっかりしていれば大丈夫。 方法は見つけられる。

和田さんも何度もガックリくるような落ちる経験があったが、底辺にある観念(心)がしっかりしているから、そのたびに這い上がれたとのこと(もちろん、それだけではないでしょうが)。
でも、方法は毎回違う。
そう、心が先で、方法は後。


質問コーナーのあと、最後にサイン会。
やっぱり自分が買った本に、目の前でサインしてもらえると素直に嬉しい。
握手もしてもらえたし~

でも、和田裕美さんの太陽笑顔に照らされないと光れない月にはなりたくはないな。
小さくてもショボくても自分で光れるようになる。
誰を照らすってのは、今は特にないけど・・・


今日のセミナーを生かすのに役立つ本の紹介

偶然なのか、引き寄せたのか、セミナー会場入る直前に丸善で買った本田直之氏監訳の『脳が教える! 1つの習慣』に、小さいことを習慣化するノウハウが載っていました。
和田裕美さんのお言葉に従って小さいことから始めようとする方にはお薦めです。
近々このブログで書評UPします。

もう一つは、先日このブログで紹介した石田淳氏の『「続ける」技術』が役立つかな。
意思の力(決意)でことごとく継続に失敗してきたあなた!
石田淳氏の行動科学マネジメントは目から鱗ですよ。

なにげに、7月24日の日経セミナーの3講師の本だな・・・
(7月25日付に記事UPしています)

テーマ:ビジネス - ジャンル:ビジネス

Action | 09:41:40 | Trackback(0) | Comments(0)
『息を吸って吐くように目標達成できる本』読書ノススメ
すごい人は、息を吸って吐くように、すごいコトを当たり前のようにする
でも、最初からできていたわけじゃあ無いはずだ

息を吸って吐くように目標達成できる本
和田 裕美
ポプラ社
売り上げランキング: 10


この和田本は、52発の弾(ルール)が込められた360度全方位型散弾銃です。
読めばだれでも必ず何発か当たります。
逃げ場はないです。

私は、下のPickUpしたのを含めて20発くらい当たりました。
全身血だるまですが、打たれた後のほうが元気です。
そういう本です。

もう一つ。
所々、ここはもう出来ているってのにも出くわします。
完璧じゃないかもしれないけど、息を吸って吐くように出来ている感じなのが10発くらいありました。
2割も出来ていることがあると、かなり嬉しい。


目標がない人にも
目標がボンヤリしている人にも(私)
目標になかなか到達しない人にも
次の目標がみつからない人にも

やり方が見えてくるし、励まされる本です。
でも、やっぱり和田裕美さんは厳しい。


絞りきれなかったから、ちょっと多め。


■PickUpPoint

2.まずは「やってみます」
「これ、できますか?」とか「これ、やってみますか?」と聞かれたら、とにかく「はい」と言うようにしています。

これがもう少しできていれば・・・
と後悔してもしかたないので、これからは元気良く「はい」と言いましょう!


3.人の意見にまどわされない
人の意見は時に、あてにならないときがあります。(中略)
であれば、自分の意見で動いたほうが、だれのせいにもしなくていいのですから、すっきりしていて気持ちが楽でいいと思いませんか?

思います。
昔にくらべると随分自分で決めていますが、もう一息です。


4.いい結果が出ることを当然と思う
目標達成も結果を出すのも「もっと簡単なこと」とイメージして、日常の呼吸と同じように自然に「当たり前のこと」ととらえると、本当に簡単になるのです。

本のタイトルに一番マッチしているルールでしょうか。
どれだけリアルな“イメージ“を浮かべられるかがキーになるかな。
結構難しいんですよね。
浮かべるのも、浮かべたままにしておくのも。


6.できそうもない目標に向かってみる
達成できそうな目標だと、今の自分のままでいい。できそうもない目標だと、自分の中のまだ使っていない可能性を使わなくてはいけない。
この「できそうもない」と思っているのは、まぎれもなく自分。

最近、この考え方にハマっています。
このブログも、私がまだ使っていなかった可能性の一つ。
小学生時代は原稿用紙1枚の感想文も書けなかったのですから。


7.問題には笑顔で向かう
「ああ、問題くん、こんにちは。また階段を上るチャンスをありがとう。問題は解決するためにあるから必ず解いてみるからね」(中略)
「おお、君は僕を認めてくれるの? ありがとう。僕は認めてもらうとね、名前が『挑戦』と変わるんだよ」

おーーっ
さすが和田裕美さん! うまいこと言う。
これは頂きます。


18.決断を妨げる恐怖は捨てる
決断するときに襲ってくるのが、二つの恐怖です。
「未知の恐怖」と「損失の恐怖」。

恐怖って暗~い所から、じと~っと湧いてきますからね。
湧かないようにするのは難しいから、まずは湧いた恐怖を勇気をもって捨てるところから。
ただ、蛮勇と勇敢の差がまだ判らん。


19.自分の未来を信じているか、実験してみる
「ちょっと想像してみてください。たとえば今、あなたの携帯が鳴っています。かけてきた相手は実は5年後の自分です。その電話にあなたは出なければなりません。さて、あなたは今、どんな気持ちですか?」(中略)
自分の未来を信じているかどうかの実験です。

1年前の自分なら、怖くて出られなかったでしょう。
でも、今は出られます。
確固とした自信まではありませんが、未来に向けてしていることがあるので、少しだけかもしれませんが、絶対今より良くなっている気がしているから。

この実験は、なかなか秀逸。
毎月とか半年に1回するとセルフチェックになりますね。
ちゃんと今と5年後の自分の会話を書き残しておくと、後から読んで楽しめそう。


33.相手に伝える努力をする
「きっと伝わっているに違いない」と思うのは、自分勝手な願望です。

最近、視点が「伝える」から「伝わる」に変わってきています。
そうすると、結構独りよがりで、支離滅裂なこと言っている自分に気付けます。


46.「頑張った」と胸を張る
夢を実現させるために絶対必要なことは、「人よりも頑張っている」ことです。

“人”を誰にするかが難しいところ。
先ずは、過去の自分
次は、たった今の自分
その次は、未来で一番頑張ってそうな自分(格好つけ過ぎ)
さらに次は、身の回りの知り合いかな

少なくとも、今の自分は今までで一番頑張っている自分じゃない・・・ダメじゃん


今日7/28(月)のPM7:00から丸の内丸善である和田裕美さんのセミナー&サイン会行きます。

ミーハーです。
でも、好きな本の著者の話しを聞くって、読書法の延長として重要なやり口だと、一人で勝手に納得しています。

テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

Books | 15:13:44 | Trackback(0) | Comments(0)
『「続ける」技術』読書ノススメ
今、最も手に入れたい技術でしょう「続ける」
これさえあれば、他の技術は後からいくらでも手に入る

「続ける」技術
「続ける」技術
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石田 淳
フォレスト出版
売り上げランキング: 363


7月24日の日経セミナー『勝ち残る経営に必要な思考』の講師の一人である石田淳氏の著書。
復習がてらに読み返したもの。

“はじめに”に、私のような三日坊主人間にはありがたいお言葉があります。

物事が長続きすることやすぐに挫折してしまうこととあなたの「意志」とは、何の関係もありません。

ものごとを継続できるかどうかは、「意志」≒「人格」と捉えられがちです。
継続できないと、他人からも、自分も「人格」を否定してしまいます。

この言葉に単純に甘えてしまってはいけませんが、「意志」と「継続」に因果関係がなく、「続ける」技術を身につけると継続できるのであれば、“今からでも“、”自分でも“継続できる人になれる。

こうして書いていているとワクワクしますね。
「継続は力なり」といいます。『「続ける」技術』で「力」を手に入れられる。
しかも、何を続けるかで手に入れる「力」の種類を変えられるんですよね。

ドラクエやFFのようなRPGのキャラクターを育てる感覚にちょっと近いかも。
でも、できる人の成長のしかたって似てません?
呪文はフレームワーク、ビジネス書は攻略本、経験値はそのままだし・・・(不謹慎?)


「行動」に焦点をあてることにより「意志」の力に頼らずに継続が可能となる。

継続したい行動には2つのパターンがある。
①不足行動を増やす(英会話学習や筋力トレーニング)
②過剰行動を減らす(禁煙やダイエット)

継続したい行動を「ターゲット行動」
ターゲット行動を邪魔する行動を「ライバル行動」(ついつい、テレビを見たり、ケーキを食べたり)

不足する「ターゲット行動」を増やしにくいのは、行動した成果がすぐに確認できないから(英語のテープを数日聴いても英語の上達を実感できない)。
過剰な「ターゲット行動」を減らしにくいのも同様に、行動を止めても成果をすぐに確認できないから(数日禁煙しても健康改善を実感できない)

これらを踏まえた継続のための基本は以下の2点。
①ターゲット行動の発生をコントロールする。
②ターゲット行動を邪魔するライバル行動の発生をコントロールする。

行動発生をコントロールして、続けるコツは以下の3点。
①行動の補助(ヘルプ)を決定する。
②行動を動機づける条件を整える(確率操作)
③行動のハードルの高さを調整する(反応努力)

詳しくは本書をお読み下さい。
継続への第一歩目を踏み出せます。


■PickUpPoint

ライバル行動は本当に手軽です。テレビのスイッチを入れる「だけ」。マンガ本を広げる「だけ」。ケーキを口に入れる「だけ」。

「だけ」では、できなくしてしまうのがコツですね。
しかし、解かっていても難しい・・・いまだにテレビのコンセントは挿したままだ。


「ターゲット行動を本当に続けたいのかどうか」を、自分自身に問いかけることです。(中略)
しかし、「ソレを」続けたい、というその気持ちは本心ですか?
つまり、“目的が明確かどうか?”ということです。

意外と、継続できないことの多くは、この“目的が明確”でないことのような気がする。
このブログを書き続けられているのも、“目的が明確”になったからで、1年前なら続いていない。
継続できなかった誓いを思い返すと、“~たらいいな”といった憧れなどから発生していた。


行動科学は、結果だけでなくプロセスにも目を向けます。つまり「行動したら必ず評価する」。成果を上げても上げなくても、行動したこと自体を評価するのです。

行動に対するフィードバックを推しているのですが、ちょっと気になるのが、評価する側が「評価」を継続できるかどうか。
特に、行動を評価するには、継続的な観察が必要なのですが、結構大変ですよね。
その対策としてスタンプカード(よくできましたスタンプとか)の活用などがあるのですが、ここにはかなり工夫が必要な気がします。


「続ける」ことが技術だとすると、“知識”と“技能”の両方が必要となり、この本で“知識”を得られても、“技能”を身につけなければ、やはり「続ける」ことは難しい気がします。

ちょっとずつでも続けられる量と長さが増えれば十分と考えましょう。
“技能”の習得には時間がかかるものですから。

テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

Books | 19:54:54 | Trackback(0) | Comments(0)
『勝ち残る経営に必要な思考』日経ベンチャー経営者クラブ プラチナ会員限定特別セミナー参加記録

7月24日の『勝ち残る経営に必要な思考』日経ベンチャー経営者クラブ プラチナ会員限定特別セミナーに参加してきました。

勝ち残る経営に必要な思考

メチャクチャ期待して参加したので、期待値はMAXでしたが、そのMAX値を超える講演内容でした。

いや~ こういうのを至福の時間というのでしょう。


三人三様で、それぞれの講演を一言だけで表すと・・・

本田直之氏  leverage

石田淳氏    human

浜口隆則氏  philosophy


本セミナーでは裏方のメルマガ「平成・進化論」の鮒谷周史氏を一目拝見できるかと期待したのですが、壇上には登られず残念でした。


参加者の約7割が経営者か経営者層でしたので、一介のサラリーマンの私が持ち帰れたのは僅かかもしれませんが、特にここに書き記しておくべきだと思ったことを載せておきます。

 


 

【本田直之氏編】 「レバレッジマネジメント」

本田氏のセミナーは2回目。
1回目はビジ選の「人脈術」で、そのとき知り合った方とは定期的に会合を開いています(まだ飲み会ですが・・・)

冒頭にて、普段のプロフィールの逆で、挫折話しをして下さったのには驚いた。
16年前の就職活動のダメ(涙)話しから、6年前の業績悪化・株価急落(涙)まで、今の本田氏からは想像しにくい。
もちろん、そんな私でも~と続きます。


メインは、この14の質問(チェックリスト)を持ち帰ることで、それぞれの質問の背景を説明して下さいました。
Ⅰ.経営者の思考法
 ① 思考停止になっていないか?
 ② 勘で意思決定していないか?
 ③ 順行思考か逆行思考か?
 ④ 無意識化しているか?
 ⑤ 質問は間違っていないか?

Ⅱ.経営者のレバレッジ
 ① 考える時間の余裕はあるか?
 ② 学んでいるか?
 ③ 外部とのつながりはあるか?
 ④ メンタル・フィジカル両面のトレーニングをしているか?

Ⅲ.ビジネスのレバレッジ
 ① 舵取りをしているか?
 ② 売上は積み上げ継続型か?
 ③ 下から営業になっていないか?
 ④ 手離れはいいか?
 ⑤ ブランディングは意識しているか?

これが出来ているなら、追われる経営からレバレッジの効く経営となる。


Ⅰ.②の「勘で意思決定していないか?」では“プロコン“について触れています。
意思決定時には、できるだけ勘の部分を減らすべきで、そのとき有効なのが“プロコン”で、真ん中に線を引いて、決定対象の「プロ(+賛成)」と「コン(-反対)」を全て挙げてから決めるようにする。
すると勘(ヤマ勘)の部分を減らせるし、「コン(-)」については事前に対策を打てる。

個人の意思決定にも使えるとのことで、その通りだと思います。


Ⅰ.④の「無意識化しているか?」では、人は5%しか意識して行動しておらず、残りの95%は無意識。
この無意識で出来るようになると、気付かないうちに出来ているようになれる。
なので、無意識化できるように努力(意識)すること。

進化論で、良い習慣を身につけるように、といったことが書かれていたことを思い出しました。


この14個のチェックリストって、そのまま個人にも当てはめることができるので、セルフチェクに活用します。

3年後には経営者として、このチェックリストを活用してやる!と心の中で誓ったしだい。
レバレッジオーガナイザーの10年後の欄には「本田氏の43会に入る」と書いていますからね(S43年生まれの特権)。

最後に『レバレッジマネジメント』が今秋発売されるとのことで、今から楽しみです。


 


 

【石田淳氏編】 「行動分析の科学をビジネスへ」

初めて講演を聴いたのですが、著書からうけるイメージとかなり違っていました。
もう少しクールな感じかと思っていたのですが、すごくエネルギッシュで、熱い想いがビンビン伝わってきました。

表題にある通り、会社にいる2:8の8割側の優秀ではない社員のパフォーマンス向上を“行動科学マネジメント”で実現するというものでした。

“行動科学マネジメント”とは、個々の経験や体験に基づいた個別のマネジメントではなく、同条件下で、いつ、だれが、どこで、行っても再現できるマネジメント手法。


PickUpPoint

人は一つでも余分な行動が増えると続かない、それを意思や意欲でなんとかしようとしても殆どの人は失敗する。

実際、セミナーやったら良いと言われていることでも、1ヶ月後には2%の人しか続いていない。
もし継続できれば、大きな成果がだせる。


成果主義の問題は結果のみに着目しているので、結果が出せない8割の普通の社員のパフォーマンスはそのままか、むしろ低下してしまう。


一念発起しての急激な変化をもたらすようなものは、継続しない。
つまり、イキナリ始めてはダメで、継続する仕組み作りに労力の50%をかけて、それから徐々に始めて、次第にペースを上げるようにする。


結果だけでなく、成果に結びつく“行動”に焦点をあてることが重要。
なぜなら、“行動”は意識と違って見えるから。


人ができない・育たない理由は2つ。
 ①やり方自体がわからない。
 ②やり方は、わかっているが継続することができない。

やり方は“知識”と“技能”にわけられ、以外と忘れるのは“技能”。
マニュアル(知識)だけ作っても“技能”が身につかないと結果は変わらない。
水泳の教本だけでは泳げるようにならず、泳ぐ練習をしないと泳げるようにはならないことを考えれば理解しやすい。

今更かもしれませんが、一番ハッとさせられました。
させる側の役回りになるとすぐに忘れてしまう・・・必ず思い出せる仕組みを構築しておこう。


評価されない行動は継続されないので、行動を細かく分解して、個々の行動に対して小刻みにフィードバックを重ねることにより、望ましい行動を継続させる。
(色々事例を紹介してくれました)


MORSの原則(具体性の原則)
1.Measured(計測できる)
2.Observable(観察できる)
3.Reliable(信頼できる)
4.Specific(明確化)・
この基準に合致する正しい行動を定義すること。

この定義はありがたい。
これで、行動を正しく捉えてなかったぁ~、という悲劇を回避できます(ただ、これにも“技術”が必要のようですが)。


自分を含めた身近なところから始めていきます。
ちょっと、著書でおさらいが必要。



【浜口隆則氏編】 「戦わない経営」

浜口氏の講演も初めてでしたが、語り口はイメージ通りソフトでした。
ただ、ご自身で仰ってましたが、日焼けして黒かった(スポーツマンの証ですが)。

タイトル通り、著書の「戦わない経営」の内容を中心にした展開。

本を書いたことは無いのですが、多分、書くときは著者の頭の中にある知識や思いを10~100倍に圧縮して本にしていると思っています。

で、著書の「戦わない経営」は、この圧縮率がもの凄く高くて、私のような者ではまるっきり解凍できずに、ただスゴイだけで終わった感がありました。
『「戦わない経営」読書ノススメ』

今回の講演でようやく少しだけ著者の浜口氏の伝えたい思いを受けとれた気がして、すごく嬉しかった。


今の私に書き残しておくべき言葉を載せておきます。
(1年経ったら変わるよ!)


冒頭の「起業しないと味わえない世界がある」で、まだ味わってない・・・とイジケてしまいました。

気を取りなおして。


成長していく人の最強の武器
・・・それは素直さ

成長するときは人から吸収するものだから。


成功する起業家の第一条件
・・・「人生で起こるすべてのことは、100%自分の責任」と考えられていること

成功度と自己責任は正比例する。
言い訳できなくなるので、うまくいかなかった事が全て失敗になる・・・


で、へこたれないように、失敗の定義を変える
    失敗←―0―→成功
から
    0―→失敗―→成功



エジソンの話しとか、色々この手の話しはありますが、一番しっくりくる表現に出会えました。
ありがとうございました。


「幸せ」については、もっと自分の中で消化してから書きたいので、割愛。
(肝心なとこを抜かしてしまってすみません)


ポジショニングのテーマでの一言。

オンリーワンではダメ、ロンリーにされてしまう。 逃げてはダメ。
市場を意識して、ナンバー1
(勘違いを是正して頂ける良い指摘でした、語呂もいいし)


最初にも書きましたが、きっと起業家や経営者だったら浜口氏のこの講話をもっと生かせたのに・・・と思うと忸怩たる思いが湧いてきます。

やっぱり目指さなきゃいけないってことだな。

 


 半日でこれだけ(本当はもっと)詰め込まれては、消化するのにしばらくかかりそうですが、講師のご指示通りとっかかれるとこから始めています。


ここまで書いていて、ちょっと気になっているのが、著作権の問題。
問題ない書き方をした積りですが、もし関係者の方でお気づきの点があればご連絡ください。
すぐに対処いたします。



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Action | 15:38:02 | Trackback(0) | Comments(2)
「顧客をどんどん取り込むネット活用法」日経ベンチャー経営者クラブ プラチナ会員限定セミナーへの参加報告
7月22日「日経ベンチャー」経営者クラブ プラチナ会員限定 経営実務セミナー「顧客をどんどん取り込むネット活用法」に参加してきました。
顧客をどんどん取り込むネット活用法  

講師は、ソフトブレーン・サービス株式会社 代表取締役 工藤龍矢氏

タイトルに「実務」とある通りの具体例にあふれる充実した内容のセミナーでした。


冒頭に『日経ネットマーケティング』編集長の渡辺博則氏による「ネットマーケティングの現状」が20分程ありました。

企業サイト(ホームページ)の重要性が統計情報を基に語られ、月毎に重要度が高まっていることを熱弁され、最後に、今年度は「ケータイマーケティング元年」になるとのことで、ケータイへの対応を推していました。

参考情報
(財)経済広報センター「「情報源に関するアンケート」調査結果」
当該ページの末尾にあるPDF


本編である工藤氏の講演は、エネルギッシュな人柄が出ており、興味のある分野でもあったため、ダレることなく最後まで楽しめました(勉強になりました)。

ハンドアウトの資料が140ページと大ボリュームで、これでもか、という感じで惜しげもなくソフトブレーン・サービス社のノウハウを開示して頂き、満腹になりました。

流れとしては以下の通り

1.Webマーケティング
ホームページは重要だが、仕組みの一部でしかなく、重要なのは、営業プロセスの全体設計であり、営業戦略そのもの。
よって、営業責任者と営業戦略は自社でやる


2.売れる仕組みつくり
ソフトブレーンさんの鉄アレイモデル
売れる仕組み4ステップとその営業プロセス設計
 ステップ1:集客
 ステップ2:見込み客フォロー
 ステップ3:販売・見極め
 ステップ4:ファン化

この各ステップをネットでするかリアルでするかの組合せの事例紹介は参考になった。


3.Webマーケティング運用管理
Webマーケティングの成否は「人(社内運用体制)」と「仕組み」の掛け算。
作って終わりではなく、PDCAでカイゼンしなければ効果は出ない。
具体的には日次、月次、年次、臨時で実施する。

日次の自社HPをわざわざ検索して表示して検索表示順位を上げる、はナルホドでした。


4.Webマーケティングの具体的ノウハウ
アクセスログ解析(コンバージョンなど色々)
検索エンジンマーケティング(SEOなど)
リスティング広告(オーバチュアとgoogleアドワーズの2つを押さえればいい)

ここは内容がかなり専門的だったのと、時間がおしてしまったので、重要部分のみの説明で終了(それでもかなり勉強になりました)


このセミナーでの発見Top3

No.1
POSデータは過去の売れ筋、検索ログ(価格.comを事例紹介)は未来の売れ筋が判る(検索キーワードに客の希望がそのまま入っている) 

No.2
ケータイは「時間軸」と「場所軸」を持つのでこれをマーケティングに活用すると人が動く。
「時間軸」とは、ケータイメールは8割近くが直ぐに読む(“今”がある)
「場所軸」とは、既に色々活用されていますが、基地局でエリア特定可能。
事例はマクドナルドのクーポン。

No.3
アクセスログ解析結果にある直帰率、PV、コンバージョン率、成約率などに基準となる数値があること。
これは知らなかったからですが、定量化して、まずは基準値を目指す目標が立てられますね。


工藤氏の著書「営業マン支援のスゴい仕組み」が配られました。
内容は本セミナーとかなり重複しますが、参考になる。
書評は別途アップします。


オマケ

PVが効果測定の指標として適切か?という記事をたまたま目にしました。
本当にWebの世界は日進月歩ですね。

ページビューはもう古い? - 効果測定指標の変化と今後

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Action | 16:47:36 | Trackback(0) | Comments(0)
『会社の寿命10年時代の生き方』読書ノススメ
ダラダラと将来に恐怖を感じ続ける人生ってツマラナイですよね
5年真剣に頑張って後の人生に恐怖がなくなるなら、私はそっちがいい

会社の寿命10年時代の生き方
道幸 武久
サンマーク出版
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あなたは五年後もいまと同じ、もしくはいま以上の所得を取れる自信がありますか?
いま、多くの人が自分の将来に漠然とした「恐怖」を感じています。そして、その恐怖のほとんどは「金銭」にかかわるものです。(中略)
なぜこうしたことが「恐怖」として感じられるかというと、将来も自分が十分なお金を得つづける自信がないからなのです。
つまり、恐怖感が強い人ほど、いま自分が得ている所得を維持できる自信がないということです。そして自信がもてないのは、いまの給与が自分の能力に対して過分だということが心の中ではわかっているからです。


のっけから引用で始まりましたが、このくだりがあったからこの本を読みましたので載せました。
モロに、今の私の心境であります。
「不安」ではなく「恐怖」としたところが、実に心情を汲みとってくれています。

このブログを含めて近年ジタバタしているのは、この「恐怖」に突き動かされているからなのだと、改めて実感しました。

んじゃジタバタしようとしたところに“「資格」と「転職」は一種の自殺行為である“と書かれると、たたらを踏んでしまいますが、本書を読めば著者の真意が解ります。

会社の寿命の方がサラリーマンの勤続年数より短いのだから、どこでも生きていけるようになっておかないと、後で苦労するよ、今のうちに準備しておいた方がいいよ、という話し。

内容はオーソドックスでしたが、やはりこれは外せないということでしょう。
①今の自分を棚卸し(お金、能力、人脈)
②人生の設計図の作成(「自分サイズの幸福」の提言はいいバランス感覚)
③パーソナルブランディング

サラリーマン向けに書いてくれていますので、参考になることが多い本です。
全部は無理ですが、できそうな事から始めようかと思わせてくれます。

私は、著者の道幸武久氏のメルマガ「道幸武久の加速ビジネス塾」を購読していますが、こちらもお薦めです。
(なのに2年前の本を今になって読んでいるのか~とは言わないで)


■PickUpPoint

「ああ、1000万円、貯金があればなあ」
多くの人はそう思っているはずです。私もそうでした。
ところが、「どうすれば1000万円貯められるか」を実際に考える人は案外少ないものです。
この違いが、人生の違いを生み出していきます。「1000万円の貯め方」を真剣に考えたことがない人には、1000万円の貯金はできないのです。

誰かや何か(状態とか)に憧れるのは、ただの反射じゃないのかな~と最近思い始めています。
なので、よっぽどの事がないと暫くたつと忘れる。
すると、次のステップである「どうやって自分が実現するか」に遷移し難いのは想像できます。

個人的には、忘れないように記憶のメカニズムに従って、定期的に「憧れる」状態になるようにしていることと、間を空けずに次の実現するためのステップへ強制的に進むようにしています。

憧れるのは受動で、実現するのは能動ですから、そのギャップは計り知れません。


なぜ自分の望みがわからないのか。それは、多くの人が自分の価値観ではなく、社会や親から与えられた価値観に無意識のうちに盲従してしまっているからです。

自分が何をしたいのか、最初からわかっている人は幸せな人です。でも、いまわからなくでも探せば必ず見つかります。(中略)
そのときもっとも効果的なのは、いまの自分が属している世界とは異なる世界にかかわってみることでしょう。(中略)
もう一つ、幸せな人生を生きるために大切なのは、周囲の価値観に負けないことです。

ほぼ毎日一冊読んでブログ書いているのですが、自分が何をしたいのかを実はわかってないんですよね。
「価値観」についてもう少し掘り下げて考えてみようと思います。


ブランディングというのは、自分の強みに特化していくことです。それが、「奇抜なもの」である人もいれば、「当たり前のこと」である人もいる。大切なのは、その「自分の強み」を突き詰め、「自分だけの強み」にまで磨き上げることです。

自分の「売り」を20秒で説明できますか?
今の私はできません。
でも、半年後には説明できるようになります。


自分のUSPをカテゴライズするフィールドがなければ、自分でそれをつくり(もちろん、そこに潜在的ニーズが読み取れなければダメですが)、その世界の第一人者になる。


普通の人は、自分でカテゴリー作る方が大変だと思います。
(できたらカッコイイ!)

先ずは、既存のカテゴリーのどこに入れそうか調べる。
次に、ANDをかけていって、これとあれとそれを兼ね備えているのは私だけ(一番)だって宣言する。
というのが何かの本に載っていましたが、こちらの方がとっつき易いですよね。


一日一件ブログを書こうとして、書けなかった時は過去日付で書いて、穴が開かないようにしばらく書いていましたが、止めました(諦めました)。


「こだわり」と「あそび(ハンドルとかのね)」のバランスが難しい。
最重要は何かを考えて出した結論。
もちろん、最重要は「継続」。



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Books | 12:25:13 | Trackback(0) | Comments(0)
『レバレッジ人脈術』読書ノススメ
本田直之氏をして、「人脈に勝るパーソナルキャピタルなどありません」と言わしめる
人脈は自分一人だけではどうにもならないところが憎らしい

レバレッジ人脈術
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本田 直之
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本田直之氏の著書レバレッジシリーズ第5弾。

上場企業の社長さん+αな方の人脈術なので、一介のサラリーマンが即実行!と真似のできる内容ではありませんが、一歩目くらいは踏み出せるかと。

人づきあいの基本は「ギブ・アンド・ギブ」ではなく「コントリビューション(貢献)」。
(「ギブ・アンド・テイク」程度では問題外とのこと)

Prologueに本田直之氏の人脈に対する考えが述べられています。
私の考える人脈とは、情報を交換したり、人を紹介したり、刺激し合ったりして、一緒に成長していけるようなマインドの高い仲間のことです。

刺激し合える関係は本当に重要。 最近そう感じる機会が増えてきています。
2008年3月27日(木)にあったビジネス選書セミナー本田直之「レバレッジ人脈術」で知り合ったメンバーとは定期的に会合(飲み会・・・)を開催して刺激し合っています。

社外にいるマインドの高い仲間は貴重ですよ、本当に!
おっ! 第一歩かなぁ


ちょっと長くなりますが、自戒を込めて人脈関連のタブー/条件のリスト

人脈づくり6つのタブー
①名前も言わずにお願いする
②相手の都合を考えないアプローチやコンタクトをする
③自分の話しかしない
④意味のない紹介をする
⑤「お願い」ばかりする
⑥「メンター」になることを依頼する

「会いたいと思われる人」になるための条件
①インプット
②魅力的なプロフィール
③情報発信

思わず「紹介したくなる人」、5つの条件
①紹介を頼まない人
②コントビューション・ベースの関係である人
③相性が合う人
④やりたいことが明確になっている人
⑤マインドの温度差がない人
 

 


 

■PickUpPoint

「誰を知っているか」ではなく、「誰に知られているか」

似たようなことは他の本でも書かれていますが、この表現が一番グサッときました。
シンプルだが、心構えに最適な言葉です。


いざ必要になってから急に人脈をつくろうと思っても、もう遅いのです。
自分が何をしたいのかを明確にし、人のつながりを大事にし、マインドの高い人とのつながりをつくっていくというスタンスでいいのです。

自分が何をしたいかは、まだ明確じゃないんですよね。 ここの部分がもう少し固まってくると状況が変わってくる気はしているのですが・・・


ただ、「今の段階では、魅力的なプロフィールが何もない」という人もいるかもしれません。たとえそうであっても、自分はどうなりたいのか、どういう人と一緒にビジネスをしたいのか、といったことを思い描くことは大切だと思います。(中略)
プロフィールをつくり上げることは、そのまま自分の目標観と直結します。

パーソナル・ブランディングの章での一節。
自分の理想のプロフィールを考えるというのは、かなり秀逸なアプローチだと思います。
これだと、仕事も趣味もひっくるめて、自分全体の理想像を嫌でも考えなければなりませんからね。


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Books | 21:49:29 | Trackback(0) | Comments(0)
『安藤忠雄講演会』参加記録
安藤忠雄講演会』昨日7月14日に行ってきました。
安藤忠雄貢献会

正式なタイトルは以下の通り。
『東京メトロ副都心線渋谷駅開業記念
安藤忠雄講演会
東京が変わる。渋谷が変わる。』

安藤忠雄氏の講演を聞いたことがありますか?
世界的な建築家ではありますが、メチャメチャ面白い!
そこいらいのお笑いなんかより100倍面白い。 ちなみに大阪人です。
しかも気づきや学びにあふれています。
(私はまだ2回目ですが)


メインテーマは、もちろん、渋谷駅の地下に作った「地中船」です。
それに、2016年での東京オリンピック招致について。

東京オリンピック招致は、安藤氏が東京オリンピック招致委員会理事を務めることになったからで、石原都知事からの強引なご指名だったとのこと。
(ファイナルの4ヶ所の一つに残りましたね! 予選ではトップスコア通過だったそうです)

すでにご存知かと思いますが、2016年東京オリンピックの競技施設については、既存施設の再利用を積極的に行い、勿論その中には1964年の東京オリンピックの施設も含まれます。
(近所の駒沢オリンピック公園もかな? と思うとワクワクします)

実際には、今年の中国のように新規施設を建てる場所が無いという現実的な制約もあるのでしょうが、安藤氏の提唱している「循環型社会」を世界に向けて発信できるまたとない機会でしょう。


「古いものに新しい命を注ぎ込む」というのが安藤氏の大きなテーマの一つのようです。
講演の中で、過去・現在進行分も含めて色々紹介して下さいました。

ヨーロッパでも色々手がけられているのですが、あちらでは、建物そのものは手をつけてはいけないようで、建物の中の空間をどう設計するかがメインになるそうです。

日本でも、結構昔に構造体はそのままにして、建物の中にタマゴを入れるコンセプトを出しており、幾つか実現しています。(名前が出てきません)

もう一つは構造体をそのままにして、外にもう一重被せるパターンです。
最近では上野の「国際子ども図書館」で、昔の建物の周りをガラスで囲うようにして、昔の建物とガラスの間が縁側のようになっていて、ここで絵本なんかを読むといいだろうな~という作りになっています。
(建物の中も大改装していますよ、念のため)


渋谷駅の「地中船」は、コンセプト画を東急の方に最初に見せた時は、きっと断られるだろうな~と思っていたそうです(よくとっぴ過ぎて却下されるとのこと)。
それが受け入れてもらえて、今に至ったそうです。
天才の発想には素直に従った方がいいのでしょうね。

この駅はエコの考えも入っていて、タマゴの外側に地下5階?から地上までの通気用吹き抜けが2つあり、外気の取り込みと排気です。 あまり空調をかけなくても自然な空気の流れができて、過ごしやすくなっているそうです。

こんな変わった形にしたのは、ベースにたまごの発想がすでにあったのと、もう一つは、地下鉄の駅にいると自分がどこにいるのか分からず、自分の存在が希薄になるので、「自分の存在を認識できる空間」にしたかったから。

これだけ深い地下鉄の駅で自然光が入ってくるのは世界でここだけとのこと。

渋谷のタマゴの殻の部分はコンクリートでは重すぎてダメで、結局、福井県にある恐竜を作っている会社に依頼したそうです。
よく見つけたもんです。


建物は、中にいて自分の存在を認識できることが重要。
といった感じのことを何度も仰ってました。


最後に、東京の「海の森」プロジェクトについて語られました。

ニュースにもなっておりご存知の方も多いと思いますが、東京湾のゴミ埋立地に植林して明治神宮と同じくらいの広さの森を作ろうというもの。

安藤氏が海外の方にも声をかけていて、フランスのシュラク元大統領とか・・・出てくる名前が凄い。

「海の森募金」は「緑の東京募金」に統合されています、賛同される方は募金願います。

確定申告すれば個人の寄付金も控除を受けられます。
面倒な確定申告も寄付金控除の欄を見て、去年も多少は社会の役に立てたか、と振り返られるのでいいもんですよ。


オマケ

会場は「渋谷C.C.Lemonホール」で、もともとは「渋谷公会堂」
2006年10月から5年間、ネーミングライツ(施設命名権)の設定で、この名前になっています。
ホールとしては4ヶ所目のようで、契約料年間8000万円とのこと(Wikipedia調べ)。 高いのか安いのか?
ネーミングライツ設定はスタジアムだけじゃないようですね。

何も所有していない私には伝統的でシンボル的な建造物の名称に会社名や商品名がつくのは好きではないのですが、当事者としてはそうとも言っていられない事情もあるのでしょう。

さらに余談ですが、発祥の地アメリカでもネーミングライツ設定は賛否両論のようで、松井秀喜の所属するヤンキーススタジアムは絶対売らない、失うものの方がはるかに多いとのコメントを何かで読みました。
アメリカ人は何でもさっさとお金に換えるもんだと思っていたので、印象に残りました。
勿論、失うものの中には長期的な利益も入っています(目先の短期的な利益だけ得ても、その先の展望が開けないのであれば、手を出さない。 ご立派!)

ネーミングライツ関連ではBorder Zero社のレポートが大変参考になります。
日本のスポーツ界に「富」を与える”戦略的”ネーミングライツ活用法
日本にネーミングライツを浸透させるために

テーマ:建築デザイン - ジャンル:学問・文化・芸術

Action | 13:37:21 | Trackback(1) | Comments(1)
『レバレッジ勉強法』読書ノススメ
勉強は立派な投資活動。しかもかなりの投資です
ならばレバレッジをかけて、リターンを極大化させましょう

レバレッジ勉強法
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本田直之
大和書房
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本田直之氏レバレッジシリーズ第4弾。

“勉強が「好きか・嫌いか」という議論は、まったく意味がありません”
“勉強は、やらないより、やったほうが絶対にトクなのです”
冒頭Prologueのくだりです。

する・しないは論外。 考えなければならないのは以下の点のようです。
何を勉強するか?
いかに勉強効率を上げるか?
勉強への投資(時間・お金など)をどのように回収するか?

勉強を投資対象ととらえると、随分解りやすくなります。
最も貴重な“時間“を大量に投資するのですから、おもいっきりレバレッジをかけて大きなリターンを確保したいところです。

ビジネスパーソンが勉強する場合、参考にできるマニュアルは三つあります。
①ビジネス書を読む
②うまくいった人の話を聞く
③スクールや通信教育を利用する
ビジネス書にしろ、うまくいった人の話にしろ、自分と似たタイプで、同じ方向の「先人の知恵」を拝借することが肝心です。


誰の後を追っかけて行くかはかなり重要な問題だと、最近思うようになってきました。
本田氏では今の私には遠すぎる・・・でも追っかけています(背中は全然見えませんが)


■PickUpPoint

「リターンを考えて何に投資するかを決める」というのも、ビジネスパーソンならではの勉強アイテムをチョイスする方法です。
そして、リターンが取れそうな投資アイテムは人気の場所にはないことは、自分の経験と照らし合わせても確かだと思います。

人気の場所ではダメだと・・・
単純に考えると、やり口(方法論)は同じでも、対象は変える。
対象はできるだけ手付かずの原野、でしょうか。

貯金は「天引き」がいちばん良いとされるように、勉強時間も天引きし、あらかじめ強制的に確保することにしましょう。

余った分でなんとかしようとしてもダメなのは、自分の経験則からも納得。
このブログのおかげで、読む時間と書く時間は天引きされている(これも立派な勉強!のつもり)

英語をマスターしたかったら、自分なりに「小さな成果を把握できる仕組み」をつくっておきましょう。
たとえば、「海外旅行の機会もないし、レッスンに通う金銭的な余裕もない」という人は、英語のリスニングを数値管理したらどうでしょう。

数値管理には行動記録も含まれるのですが、これだけでもなかなか難しい・・・本田氏の『レバレッジ・オーガナイザー』でやっているのですが、活用しきれていません。

そういえば岡田斗司夫氏の『いつまでもデブと思うなよ』ではレコーディングダイエットが書かれていました。 ちょっと趣きは違うが…”記録する”ってこと自体に何がしかの力みたいなのがあるのでしょう。



テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

Books | 12:58:11 | Trackback(0) | Comments(0)
『非常識な成功法則』読書ノススメ
成功するのに聖人君子になる必要はない
凡人が成功者になるステージと、成功者が成功者であるためのステージは別

非常識な成功法則―お金と自由をもたらす8つの習慣
神田 昌典
フォレスト出版
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読者の本音やツッコミを踏まえての作りになっており、“この本の内容に怒る人もいるだろう。”と冒頭に書いていますが、怒る人は殆どいないと思います。

前半はマインドについて、後半は殿様バッタのセールスとお金について主に書かれています。
2002年の発売当時と今では状況が変わってしまったからか、非常識というほどの内容ではありませんでした。
ただ、実践できている人が大勢いるかというと、そうではない。
ここら辺が人間心理の不思議なところです。

最近考えていたことが序章に書かれていました。

“実をいうと、多くの成功法則は、成功者が自分にいい聞かせるものである。 だから、成功者にとっては、すごく意味がある。”

“結局、成功者が述べる成功法則のなかには、成功した人がさらに成長するための法則が多いんだ。凡人は、それを真に受けちゃダメ。優先順位が違うんだから、かえって逆効果。”

我々が知ることができるのは、成功した人が自分の成功要因を分析して抽出して言葉にできたものだけだし、成功者の共通項も、その言葉の最大公約数でしかない。

もちろん、損はしないとは思うが、本当の成功要因はもっと別の所にある気がしているのですが、どうでしょう?
これも単なるメンタルブロックなのか・・・
と言いつつ、せっせと毎日本を読んで書評書いているんですよね。

 


 

■PickUpPoint

目標は紙に書くと実現する。
もう一度、言うよ。
紙に書くと実現する。
そう、紙に書くと実現しちゃうんだ。

「やりたくないこと」を明確にしてから、今度は「やりたいこと」を書き出す。

“非”常識といいながら、これも含めて結構ふつうな法則も入っています。
ただ、「やりたくないこと」を先に明確にするというのはイイかも。
本文中にあるのですが、「やりたいこと」のために「やりたくないこと」をしなければならないケースがあったりして、これって本当にやりたい事だったの?というのを防止できる。
ちょっとやってみましたが、思いのほか難しい。

自分は凡人だというイメージを持っていたら、成功者にはなれない。

セルフイメージの重要性の話し。
水槽の中にガラスの仕切りを入れて、片方にカマス、もう片方にえさの小魚を入れると、食べようとするたびにガラスにぶつかり、そのうち諦める。
で、仕切りのガラスを外しても仕切りがあった時の範囲でしか泳がないという話し。

さらに、その水槽に別のカマスを入れるとどうなるか?
別のカマスは仕切りがあったことを知らないので、水槽いっぱい泳ぎ回る。
すると諦めていたカマスも泳ぎ回るようになるらしい。

人間はカマスのように素直でないからな~
最近思うのは、普通の生活しながらであれば、小さな成功体験の積み重ねが一番かと。


なりたい自分になるために、都合のいい肩書きを考える。

肩書きの作り方のポイントは「スーパー〇〇〇」というように、自分の欠点をものともしない人物像を表現する

セルフイメージ作りに良さそうです。
昔から、社長の肩書きついて社長していると、社長らしくなると言いますからね。

これから作ろうとしている個人名刺作りの参考になります。 

どうすれば、発想力そして行動力に直結するような情報収集ができるのだろうか?(中略)
ひとつ目は、さきほどの経営者のような「本との出会い」。二つ目は「人との出会い」である。
そして、三つ目の方法。これはほとんど知られていないが、極めて効果的な情報入手法だ。
それは「テープとの出会い」である。

6年前の発行ですので、「テープの出会い」がクローズアップされていましたが、最近では勝間和代氏など多くのビジネス本で紹介されていますね。 iPodのアシストも見逃せません。

自分の努力だけで確実に実現できるのは「本との出合い」と「テープとの出会い」ですね。
今は「本との出会い」に日夜励んでおります。

あるアメリカの研究で「何が成功に導いたか」という要因を詳細に調べていったら、ほかのどんなものより「どんな人と付き合っているか」ということがもっとも大きな要因だという。

まだまだこれからですが、最近そうかも、と思えることがチラホラとあります。
たまごと鶏の話しになりますが、成功者からみて付き合いたいと思ってもらえる自分になるのが先か、成功者となんとか付き合ってもらうのが先か・・・
本書では、もちろん後者を推薦しています(やっぱりって感じ)

●セールスの目的は相手を説得することではなく、相手が買う確率が高いかどうかを判断すること。
●だから営業マンは、購入する確率が高いお客にだけ時間を使い、購入する確率が低い客は、さっさと断らなければならない。

殿様セールの要約文ですね。
理屈は解るにしても、自分でやれるかどうかが問題・・・と考えている時点でダメなのでしょう。
扱うモノについて何も言及されていなかったのですが、モノに最低限の市場競争力があることが前提なのでしょうね。

大切なポイントは「〇〇を希望するかしないか」というように、二者択一の質問をすることである。(中略) つまり、お客に言わせたい返事から逆算して質問を作るようにする。

小賢しい感じは否めないが、質問の組み立てツールとしては実践的ですね。
俯瞰・逆算は、本当にいろんなことに通用する汎用性抜群のツール。

 



テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

Books | 08:54:59 | Trackback(0) | Comments(0)
『マキアヴェッリ語録』読書ノススメ
今の日本を見て言っているのですか? と聞きたくなる内容も
500年と、イタリアはフィレンツェと、時と場所を隔てても人の世は変わらず

マキアヴェッリ語録 (新潮文庫)
塩野 七生
新潮社
売り上げランキング: 1540



なぜこの本が積読状態になっていたのかは、今ではもう分かるすべはありませんが、この本を買った自分は褒めてやりたいです。

本の最初「読者に」の冒頭で塩野七生氏が、“この『マキアヴェッリ語録』は、マキアヴェッリの思想の要約ではありません。 抜粋です。”と述べられている通り、本当にマキアヴェッリの著書からの抜粋だけで出来ています。

ただ、著者が選んだだけあって、どれも含蓄のある、一々唸ってしまう抜粋文がこれでもかって並べられています。
このように一部だけとは言え、著者の意見・解釈もなく、著者の思いによる要約でもなく、ただ抜粋文の羅列だけでも、原著が素晴らしいと迫力のある読み物になるのだと認識させられました。

同じく「読者に」で本書への思いが書かれています。
“彼の生涯にかぎらず彼の思想においても、彼と五百年後の日本人の間に横たわる柵を取り払ってしまいたかったのです。 書かれた当時にみなぎっていた生気を、何とかして読者にも味わってもらいたかった。”
十分味わえました。

結局、著者の言葉は先ほどから引用している「読者に」にのみ語られており、その中でも気になったくだりがあります。

“マキアヴェッリが生前に眼にすることのできた自著の印刷本は、この『戦略論』のみでした。
ということは、この著作のほうが、『君主論』や『政策論』以上に、当時は受け入れられたということです。(中略)
彼の代表作は、彼の死後にしか印刷されなかった『君主論』と『政策論』です。 時代から受け入れられる度合いが強ければ強いほど、時代遅れになる危険性を内包している、という例の一つかもしれません。“

最近、ビジネス書を一度離れて古典に浸ろうと思っていた矢先に、この言葉が来たのでビックリしました。
急がば回れ、ということでしょうか。 

 

 


 

■PickUpPoint

◆君主は、民衆がなにか誤りを犯したとしても苦情を言うことはできない。
なぜなら民衆の犯した誤りは、統治者側の怠慢からか、そうでなくても、統治者が犯したことを、彼らもまた踏襲しているにすぎないからである。
リヴィウスは言っている。
「大衆は常に、政治を行う者を模倣する」『政略論』

まだ偉くなってないので、それ程気にする必要はないのですが、心しておかねばならないことです。
このような関係を“鏡”で表現している本がありました、なんていう本か忘れてしまった・・・

◆祖国の存亡がかかっているような場合は、いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される。『政略論』

国ならば正当化されるのかも知れませんが、一企業がこれをやってしまうと“偽”に象徴されるような事態を招き、どちらにせよ亡ぶのでしょう。
ただ、“存亡がかかる”ような状況を自分では経験していないので、イザという時の自分の挙動については自信がまだない。

◆一個人の力量に頼っているだけの国家の命は、短い。
なぜなら才能がいかに優れていようと、その人の命が絶えれば、すべてが終わりだからである。『政略論』

完全に一昔前の話しになりますが、「城南電機の宮路社長」を久しぶりに思い出しました。
宮路社長が亡くなられてから売り上げが急降下し、1ヵ月後に全店閉鎖ですから・・・かなり極端な例ですが、だからこそ記憶に残ります。
教訓になっていないと思われるでしょうが、一個人(もちろん私)の力量に頼っているだけの会社まで、まずは昇りたい。

◆弱体な国家は、常に優柔不断である。
そして決断に手間どることは、これまた常に有害である。(中略)
決断力に欠ける人々が、いかにまじめに協議しようとも、そこから出てくる結論は、常にあいまいで、それゆえ常に役立たないものである。
また、優柔不断さに劣らず、長時間の討議の末の遅すぎる結論も、同じく有害であることに変わりない。(中略)

この「弱さ」が、強大な外圧によって吹きとばされでもしないかぎり、この種の国家は、あいも変らず優柔不断をつづけていくことになろう。『政略論』


“国家”を“会社”に置き換えると、そのまま当てはまりますね。
人が集まる単位が違うだけ(でもないのですが)だからでしょう。
後半は日産のカルロス・ゴーン氏に代表される話し、そのまんまです。

◆なにかを為したいと思う者は、まずなによりも先に、準備に専念することが必要だ。
機会の訪れを待っての準備開始では、もう遅い。 幸運に微笑まれるより前に、準備は整えておかねばならない。
このことさえ怠りなくやっておけば、好機が訪れるやただちに、それをひっ捕らえてしまうこともできる。
好機というものは、すぐさま捕えないと、逃げ去ってしまうものである。『戦略論』

せっせと準備に励んでおります。
いつか幸運に微笑まれる時を、信じ続ける方が大変かも。
世間がどんどんせっかちになっていますから、雰囲気に流されないようにしないと。

◆人は、ほとんど常に、誰かが前に踏みしめていった道を歩むものである。 先人が行なったことをまねしながら、自らの道を進もうとするものだ。『君主論』

500年前から言われていたのですね。
まだまねしているだけで、“自らの道”ってのはなんにもありません・・・
位置的には“守・破・離”の“守”のとっかかり辺りでしょうか。

◆長期にわたって支配下におかれ、その下で生きるのに慣れてしまった人民は、なにかの偶然でころがりこんできた自由を手にしても、それを活用することができない。活用をする術を知らないのだ。『政略論』

グサッとくる言葉です。
今の自分では、お金と自由を与えられても有効に活用することはできないだろうと想像できます。
実は、しばらく前にその事に気づき、宝くじを買うのを止めました(ちょっとズレています?)

 



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Books | 23:54:15 | Trackback(0) | Comments(0)
『レバレッジ・シンキング』読書ノススメ
思考は全ての出発点
ここをしっかり押さえておけばトンチンカンな方へは行かないでしょう

レバレッジ・シンキング 無限大の成果を生み出す4つの自己投資術
本田 直之
東洋経済新報社
売り上げランキング: 676


本田直之氏の著書第三弾。

”はじめに”で、本書は諸々のレバレッジノウハウの上位概念となるものと書かれています。
確かに、本書と前後して発売されている以下の著書の集大成的な内容となっており、ノウハウもありますが、考え方とか姿勢といったものが中心になっています。
『レバレッジ時間術』
『レバレッジ・リーディング』
『レバレッジ勉強法』
『レバレッジ人脈術』

まだ1冊もレバレッジシリーズを読まれてない方はこの本から入ると良いでしょう。
20代であれば『人を出し抜く超・仕事術―「レバレッジ思考」を20代でマスターせよ! (凄ビジ・シリーズ 7)』から入る方がいいかもしれませんが、こちらはさらっと立ち読みしかしていないので、なんとも言えませんが。

本書の考え方は、「労力」「時間」「知識」「人脈」の四分野に自己投資し、パーソナルキャピタル(自己資産)を構築し、レバレッジをかけて、最終的にはとんでもない成果を上げようというもの。

この“パーソナルキャピタル”は重要な考え方で、会社にしがみ付かなくても平気になれる、自立した個人を目指すなら絶対に必要な価値観だと思います。

ちなみに、本書に書かれていることは、ありがたいお言葉ばかりなのですが、そのぶん実行するもの、それを継続するのも面倒くさいです。

当然全部を一度にはできませんので一つか二つ選んでやり始めるのですが、どれを選ぶかのコツは、「投資(頑張り)対効果が高い」とかではなく、「続けられそうかどうか」で選ぶことです。
本書で挙げられているようなノウハウはどれ一つとっても、継続さえすれば絶対にかなりの効果がでるからです。

成功体験を少しずつでも積みましょう。
成功体験の快感は間違いなくクセになりますから、後は勝手に頑張っちゃいます。

 


 

■PickUpPoint

◆小さな良い習慣を身につけていくと、良い流れが生まれます。「良くしていこう」という意識がベースに生まれると、やがて大きな習慣もできるようになります。

最初に書いたこととかぶりますね。
最近つくづく思うのですが、人間って急には変わりません。
でもいつの間にか変わっている。 いつどんな風に変わったのでしょうね。
いや~不思議・不思議


◆自己啓発書を読んでも、成果が上がらない人がいることに気づきました。
その理由は、マインドが高まってもパーソナルキャピタルを増やす努力をしないから、思うような成果が上がらないのです。 マインドは資産ではありませんので、残念ながら空回りだけしてしまうのです。 思いきり車のアクセルを踏んでいるのに、「労力」「時間」「知識」「人脈」というタイヤが四つとも外れているために、前に進んでいないのです。

幸いなことに、最近はクラッチがつながっているようで、風景が後ろに流れていっている気がします。
「マインドは資産ではない」はもう少し考えてみる必要がある気がします。
多分、話しを解りやすくするために丸めたんだと思うのですが、考えるのは次のレベルまでおあずけ。


◆パーソナルキャピタルを形成する場合には、それが時代のニーズに合っているかどうかを見極めることが重要です。

何かの本に載っていましたが、最初に身につけるべき能力は時代に対して普遍性のあるものにすべきで、流行のノウハウやスキルだけを追うのは労力の無駄とのこと。
本書にあるのは普遍性の高いものなので、ご安心を。
その分少し抽象的ではありますが。


◆もしフィードバックをもらっていないと、間違った方向に努力し続ける可能性もあります。

ゴルファーとコーチを例に出しての一節。
実はこれが一番グサッときたかな。
みなさんは自分の仕事に対して的確なフィードバックをだれかからもらっていますか?
私は無い・・・

 



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Books | 12:56:55 | Trackback(0) | Comments(0)
『レバレッジ時間術』読書ノススメ
時間の使い方にレバレッジが効いているかと問われれば
昔より確実に消費から投資に! だがマダマダといったところ



7月24日のセミナーに向けて盛り上がるためと、復習のために本田直之氏の著書を再読していきます。

発売順で進めますので、まずは2作目の「時間術」から。

“レバレッジ”とあるくらいですから、「時間の消費から投資へ」が基本コンセプトになっており、いかにリターンを最大化できるような時間の使い方をするかがメインになっています。

とは言え、なにもかもが目新しい時間術かといえばそうではありません。
既存の時間術と重複するところもありますが、トータルでレバレッジの世界観が出ている点でよしとしましょう。


■PickUpPoint

◆このようにして「仕組み」をつくったり、仕事の段取りを考えたり、スケジュールのつくり方を工夫したりすることで、時間資産を増やす。 これが「時間投資」の基本なのです。

時間を消費するか投資するか。
時間投資とは、効率化などして手に入れた時間を、更に時間を手に入れるために再投資すること。
レバレッジと言っていますが、これって複利の考え方ですね。
いつ再投資するのを止めようか? なーんてことは今は考えないこと。

 

◆「レバレッジ・スケジューリング」の柱になるのは、「俯瞰逆算スケジュール」と「時間割」、そして「タスクリスト」の三つです

それぞれを一言でいうと、こんな感じです。
・俯瞰逆算スケジュール:俯瞰してゴールから逆算してスケジュールを組む。
・時間割:グータラ学生でも授業に出られるのは毎週決まった時間割があるから。
・タスクリスト:成果を上げるために、今、必要な仕事のリスト。ToDoリストではない。
時間割は効果的なのですが、なかなか割り当て通りにすごせなくて苦戦中。

 

◆面倒なこと、苦手なことほどパターン化させてしまうのが、ストレスをためずに処理する方法です。 ほかにも「イヤだな」と思う作業をリストアップし、それぞれについてパターン化してみるといいと思います。

パターン化するには、もちろん「時間割」を活用しましょう。
一番最初に時間割で効果が出たのは、この「イヤだな作業」のパターン化です。 皆さんも是非チャレンジしてください。

 

◆「仕組み化」とは、別の言葉で言えば、再現性を持たせることです。(中略)
アメリカ人はこういうことが非常に得意です。 彼らは常に物事を体系立てて考え、再現性を持たせようとしている。(中略)

この後は、勿論、日本人にはこのような習慣がなく、個人によってしまっていると続きます。
“再現性”って上に立って、見なければならない人数が増えれば増えるほど重要になってきます。 あと、これって定期的なメンテナンスも必要ですね。


◆節約的なテクニックばかりに目を向けるのではなく、常に、今やっている仕事を半分の時間で済ませる方法はないかと考えることで、さまざまなブレイクスルーの可能性が開けてくるはずです。

かの松下幸之助翁も下請けの納品値段のことで仰ってましたね。
現状の延長線上で頑張ればなんとかなる程度の目標ではやはりダメということか。
ただ、この手のことを考え”続ける“のは正直しんどい。 だからこれも価値があるのでしょう。
ただ、後半で節約もそれなりに大事だと言っています(どっちや!)

 



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Books | 12:54:14 | Trackback(0) | Comments(0)
『インテリジェンス 武器なき戦争』読書ノススメ
「情報」と書いてインフォメーションではなくインテリジェンスと読む
素材と料理の差でしょうか・・・腕のいい料理人になりたいものです

インテリジェンス 武器なき戦争 (幻冬舎新書)
手嶋 龍一 佐藤 優
幻冬舎
売り上げランキング: 3631



著者(話者)の一人である佐藤優氏は、あの鈴木宗男氏(鈴木ムネオ氏と書いた方がピンとくるかな)と共に、一度は社会から葬られた方で、実際に約1年半も拘置所独房に閉じ込められていた。
この人の凄い所は、そこで世を儚んで隠居などせず、ペンを持って世に打って出たところでしょうか。

まあ、外務省時代にクレムリンに入り込み、エリツィン大統領の隣の部屋で座っていたような人ですから、並みの根性ではないことは想像できます。
本人曰く、”私は権力の中枢に近づいて真実を知ることが面白かったんです。”

手嶋龍一氏の方は勉強不足でピンと来ないままでした。
まずは、著書の『ウルトラ・ダラー』を読まないと始まらないでしょう。話題になっていたことしか知らない・・・

本書で一番ワクワクしながら読んだのは、序章でこの『ウルトラ・ダラー』について二人で掛け合っているとこです。 これだけでこの本読みた~い、って気になります。

何か知的な刺激が欲しい時にはいい読み物です。
外交と情報(インテリジェンス)の匂いを嗅がせてくれます。



■PickUpPoint

◆秘密情報の九八%は公開情報を再整理することによって得られるという。

(スパイではありませんが、ビジネスで知りたい情報が公開情報を基に得られる可能性を示唆していると取ると、心強いといえば言えます。 「”再整理”ができたら」ですからね。 この公開情報の再整理のノウハウを知りたいな。 彼らのメシのタネですから無理でしょうが・・・)


◆さらにいえばそんな後講釈は、自分自身のビジネスにさえ役立たない。 インテリジェンスを本当にビジネスに生かしている人間は、「こうなることはだいたい読めていた」なんて絶対に言いません。 「知っていた」ではなく、必ず「教えてください」と言うんです。

(商社とのからみでの一節。 日商岩井と三井物産を褒めておられました。 ”他の商社の連中は、みんな「実は知っていました」です。”と。 そういえば、この前の行動経済学でも「後知恵バイアス」がありましたね。 バイアスを上手くコントロールできるとビジネスでも優位に立てるというこでしょう)


◆これをハイデガーは「用材性」と名づけたわけですが、人間は自分の手段や目的に合わせて物事を把握しようとするんです。

(イラク侵攻の大義名分の一つである「大量破壊兵器」にからむ一節で、アメリカがガセネタに振り回された事への指摘。 結局、現時点でもイラクから大量破壊兵器は見つかってませんね。 他の要因もあるのでしょうが、アメリカでさえ陥るのですから、かなり強力な呪縛なのでしょう。
時々、自分でも立てた仮説の立証ネタだけを探したりしています。 今のところ思いつくのは、信頼が置けて、利害関係の無い方による第三者チェックでしょうか? 会社で体制整えようとすると、お金かかるな~)


◆「勝った者は決して白い歯を見せてはいけない。 なぜならば、相手側が譲りすぎたことに気づき、交渉に禍根を残すからだ」。 これは欧州に伝わる格言です。

(Win-Winとはいえ、相対値までイコールではないでしょう。 人間が相対で認識してしまう以上、自分より相手が「より」得したと思われたらいけないとの戒めかと)


◆戦後の日本外交を良くも悪しくも支配してきたのは条約局です。 条約官僚は、国際条約など国際的な約束の解釈や運用については絶大な権限を持ってきました。

(”外務省条約局”自体の存在を知りませんでした。 これが恥ずかしい事なのか、知ってる方が凄いことなのかは、ちょっと判りませんが・・・ 憶えるために書きました。 今はこんだけ)


◆たとえこちら側はそんな意図を持っていなかったとしても、その行動を国際社会がどう評価するかは、まったく別の問題ですからね。 したがって、事は同盟の根幹にかかわるというのが、私の認識でした。

(〇三年の日本による情報収集衛星打ち上げに関する一節。 自分の言動が相手にどう受け止められるかをどこまで想像できるかということか。 それって相手の思考と感情の動きをどこまで読めるかってことで、大は国家間、小は家族にまで言えることですね。 原理は同じでしょうが、「読む」のが個人か組織かで随分複雑度が変わります)



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Books | 12:48:40 | Trackback(0) | Comments(0)
『仕事に役立つ文章作成術』読書ノススメ
どんな仕事をしていても避けられないことがある
多寡はあるが、文章を書くこと



SE向けですので、システム関連文章についての作成術なのですが、文章作成全般にも通じる部分も多く、仕事は勿論、このブログを書くのにも役立つ内容でした。

実は、一番よかったのは巻末の【参考文献】で21冊記載されており、作文技術向上を目指すときに何を読むかの参考になります。

日本語はあいまいなままでも文章にはなるのですが、その分、書き手が考えている内容を正しく読み手に伝えるのには適さない言語のようです。
ただ、私も含めビジネスでは通常日本語を使いますので、いかに自分の考えている内容を正しく相手に伝えられるかは、仕事での重要な能力の一つになります。

一朝一夕には身につきませんが、理屈を勉強し、勉強した内容を反芻しながらコツコツ文章書いていくしかないかな、と思っています。


■PickUpPoint

◆ソフトウェア文書を書く場合、何よりも準備作業が肝心です。 準備作業としては、次のものがあります。
(1)読み手と文章の用途・目的を明確にする(中略)
(2)目標を明確にする(中略)
(3)主題を明確にする

(以外と忘れがちなのが、(2)の目標ですね。 特に書き始めと、読み返して校正かけるときに目標を念頭に置くと、いい文章に仕上がります)


◆「不正確」には、いくつかのパターンがありそうです。 筆者が整理してみたところ、次の五つに分類できました。
①事実と意見との混同による不正確さ
②データの不正確さ
③用字・用語の不正確さ
④観察状況とその表現の不正確さ
⑤文法の不正確さ

(この「不正確さ」の整理はありがたかった。
自分が書くときのチェックはもちろん、誰かが書いた文章をチェックして指摘する場合に「これこれこうで、不正確だ」と言えるので説得力が増す)


◆一般に副詞や接続詞はひらがな書きが適切です。(中略)
慣用として、接続詞に使われる場合はひらがな書き、動詞として使われる場合は漢字書きとします。 例えば接続詞の場合「AおよびB」とすべきですが、動詞の場合、「影響を及ぼす」と漢字にします。

(この後に、漢字とひらがなの使い分けの表があります。 知っている人にとっては、なにを今更という感じでしょうか。
なんとなくそう書いているのですが、ルールを知ると安心して書けます)


◆事実の種類
①歴史的事実
②科学・技術分野の事実
③生活空間での事実
④教義的事実
⑤理念上の事実

(この分類はかなり参考になったので載せました。 文中にはそれぞれの項目についての詳細説明があり勉強になります。 これも一種のフレームワークか)


◆意見や推定を書く場合の注意点がありますので以下に列記します。
①事実が先、意見が後。
②誰の意見かを明示する。
③自分の意見であれば明確にその旨を説明する。
④マニュアルには、意見や推定を入れない。

(完璧ではないかも知れませんが、このブログ書くときは本の引用部分と私のコメントがごっちゃにならないように気をつけています)


◆かなと漢字の比率は2対1にしよう(中略)
文章全体に占める漢字の比率が50%を超えると読みにくくなるといわれています。

(パソコンで書くと、変換候補で漢字が沢山でてくるので、ついつい使ってしまいたくなりますね、気をつけましょう。
逆に、どうしても候補の一つに絞りきれない場合は、ひらがなにしてしまう・・・)


備忘録的な箇条書きが多くなって味気ない感じになってしまいました。
理想的にはここに書いているレベルは習慣化して、無意識にできている状態までもっていきたいところです。


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Books | 16:14:39 | Trackback(0) | Comments(0)
『ビジネス力の磨き方』読書ノススメ
日本のサラリーマンに求められる能力が着実に変わってきている
大袈裟でなく、10年後・20年後をしっかり見据える必要がでてきている気がする

ビジネス力の磨き方 (PHPビジネス新書 27)
大前 研一
PHP研究所
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本書の主題は、大前研一氏が従来あまり取り上げることの少なかった仕事の方向性の探り方、能率、スピード、効果、影響力、壁の破り方、人間性と合意の形成、などについてです。

はじめにの初めが、「二十一世紀を迎えて、すべてのビジネスマンがオーバーホールを必要としている。」で、いつもの理由(IT化、グローバル化、差の拡大、など)が続き、「一言でいえば、すべてのサラリーマンは職業的絶滅の危機にある、といっても過言ではない。」と続く。

相変わらず大袈裟ですが、特に先の長い若い世代にとっては、あながち大袈裟とも言えない時代になってきている気がします。
先ほどの続きには「かりに同じ職業が地球のどこかで存続したとしても、日本でやる必要がなかったり、より安い国に取って代わられる、ということは十分考えられる。」とある。

新卒の売り手市場など多少の改善は見られるものの、昨今のワーキングプア、名ばかり管理職などを見るにつけ、いくら時間的に長く働いていても、その仕事が付加価値を生み出さなければ十分な収入を得られなくなってきているのは実感できます。

是非は別にして、まだ日本は本格的な移民を受け入れていませんが、今後我慢しきれず鎖国から開国へ方針転換すると、選り好みしなければまだ存在していた仕事がゴッソリ移民に取られてしまい、本当に仕事が無くなってしまうでしょうね。

特に、今の30台、40台が60台になった頃が一番危ない気がします。
年金はロクに貰えず、単純労働は若者のバイトと移民に取られ、会社を出てしまうと見向きもされない存在になってしまう。
ちょっと悲観的過ぎるかな~ 杞憂に終わればいいのですが、なった時にはもうリカバリーしようがない歳というのが気になります。

という訳で、サバイバル能力を今の内に上げておけば、ある程度の未来の変化に対応できると思いますし、なんとかなりそうな“今”ジタバタしておいて損はないでしょう。


■PickUpPoint

◆私のいう先見力とはこの、①観察、②兆しの発見、③FAW、④FFが正しくできる能力のことなのである。

(「FAW(Forces at Work)」とは、ある傾向を伴った事象があれば、そこには必ずその事象を発生させるだけの力(FAW)が働いているはずだから、それを分析し発見することで、「FF」は、その力の方向に現在の事象を早送り(FF)してみること。
これだけでは何のことか解らないでしょうが、文中にある例を読むと納得するフレームワークです。
仕事術系の先読みとは異なり、タイトル通りの商売ネタを見つけるビジネス力そのものです)


◆果たして自分にはどれくらいの価値があるのだろう。(中略)それを知りたければ、自分という人間の影響力がいったいどこまで届いているかを考えてみるといい。(中略)
この影響力というのは言葉を換えれば、カネが稼げる範囲のことでもある。

(“カネが稼げる範囲”とは言い得て妙ですね。
今の私は社内だけです・・・ そう考えると大した事してないんだと再認識できます。 やはりマズイ)


◆ここでもう一度確認しておくが、独自の型をもたないような人間では、誰かに影響を与えるなどということは、とてもじゃないができないし、その型というのは、日々たゆまないトレーニングに耐えなければ身につけることはできない。

(以外と大前氏の本には“型”が出てきます。
これだけの人物が言うのですから“型”の効用というのは間違いなくあるのでしょう。
自主練だけでは限界がある・・・指導者が欲しい!)


◆センテンス・プロセッシングの上位概念であるコンテクスト。プロセッシングで覚えるのだ。
言い換えればこれは、ひとつの事象の裏にある意味を知り、それを覚えるのである。(中略)
コンテクスト・プロセッシングをやっていると、すぐに本質が浮かび上がってくるので、あらゆる無駄がスキップできるのである。

(まだ腹に入ってない言葉なのですが、気になったのでメモ代わりに書くだけ書いておきました)


◆もともとサイバージャングルに、そこにあるものが食べられるかどうか教えてくれる人など、いるはずがない。 それを自分自身で判断できるようになるのが、「二十一世紀の生存の方程式」なのである。(中略)
最初のうちはとにかく全部口に入れてみること。(中略)慣れないうちは腹を壊すかもしれないが、我慢して続けていれば、やがて自分の栄養になるものはどれか判断できる目が育ってくる。

(テレビや新聞などのでき合いの幕の内弁当ではなく、素材選びから全て自分でするように説いています。
大前氏は、RSSリーダーで世界中のニュースソースを集めて毎朝チェックしているとのことで、なかなかすぐには真似できません。
事実を収集するのも大変ですが、料理するのはもっと大変。 やはり日々のトレーニングでしょうか。
ここの話は、いわゆる一次情報と二次情報とは違うのかがハッキリしませんでした。 合っているとすると、サイバージャングルの殆どは二次情報なのですが・・・)

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Books | 16:19:45 | Trackback(0) | Comments(0)
『戦わない経営』読書ノススメ
表紙のリボンのデザインに著者の想いが伝わります
大切なものを受け取りました

戦わない経営
戦わない経営
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浜口 隆則
かんき出版
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7月24日にあるセミナー「勝ち残る経営に必要な思考」に参加するので、講師の中で唯一浜口隆則氏だけ著書を読んでいないので、事前に手に取ったしだい。
(浜口氏以外にも、本田直之氏と石田淳氏が講演されます。鮒谷周史氏が裏方で段取りされるという、私には堪らないメンツです)

この本、凄いのですが、今の私には少し早かったかもしれません。
おわりに、に以下のくだりがあるのですが、昇華され過ぎてて“色々な意味“をすくい切れずに終わってしまった感があります。

“だから、膨大にある知識と実践の知恵を、
絞って絞って、短い言葉にしました。
とても、短い言葉です。
でも、色々な意味を込めています。“

技術面では、ランチェスター戦略の市場の選定についてかかれているだけなのですが、それはオマケです。

目次
PartⅠ――Message Book 「戦わない経営」
PartⅡ――Other Messages 成功する起業家の第一条件 ~雪が降っても自分の責任~
付録――Positioning 「真っ白な場所」を探すためのポジショニングマップの描きかた

本書は読み手を選びます。
この本が持っているポテンシャルを引き出すには、読み手にかなりの素養がないとくみ取れないと思います。
(私が低いだけだったりして・・・)

だた、めげずにPickUpはしました。


■PickUpPoint

◆与えられた時間を意識すると、それはそんなに長くない。
しかも、それはたった1回きり。
たった、1回しかない。

(この歳になって、ようやく人生1回きりだと実感できるようになってきた。 焦っちゃだめだが、のんびりしてちゃ時間切れ。 だんだん生きることへの手抜きが減ってきた、今日この頃)


◆会社というのは、どの会社も同じ。
幸せをつくっている。
もちろん、何に幸せを乗せるかというのは違うけど、
お菓子屋さんはお菓子に幸せを乗っける。
八百屋さんは野菜に幸せを乗っける。

(私は何に幸せを乗っけたいんだろう? 一生の仕事として。 などともの思いにふけり、しばらくページをめくる手が止まりました)


◆優れた会社は、
自分の存在する場所を徹底的に考えている。
誰もいない場所に、自分をおいている。
だから、敵がいない。
だから、お客さんの一番。
だから、喜ばれる、だから、儲かる。
だから、みんなハッピー。
(中略)
まず、ポジションを限りなく小さくすること。
自分が一番だと宣言すること。
(中略)
自分が一番になれる場所は、必ずある。
でも、それはちゃんと探さないと見つけられない。

(複数ページにまたがった話し。 やる前にやるべきことを徹底的にしておかないと生き残れないってことかと。 走りながら考えるのもいいが、どこに立って、どこに向かうかだけでも、走りだす前に考えるようにします)


◆「変わってるねえ」は、
いつかきっと、「すごいねえ」になるから。

(この本で、今の私に一番グッときた言葉。 これに出会えただけでも、この本を読んだ価値がある)


◆成功するためには、
色々なことを足してかなきゃと考えている人が多いけど、
実は、大切なのは引き算のほう。
じゃまなものを取り除いてあげるだけで、
人は、大きく変わる。成長できる。

(長い間かけて、ずいぶんツマラナイものを身にまとってしまったもんだと思えるようになってきた。 が、何から引けばいいのかが、いま一つ分からずズルズルきている)


◆でも、考えてみると、
じっと、とどまっている先に、幸せはあるのかな?
(中略)
だから、勇気を出したい時は、こう考えよう。
「やるリスクもあれば、やらないリスクもある」ってね。

(最近、この手の言葉によく出会う。 単にその手の本を読んでいるからだろうが、背中を押されている気になるには十分なだけ接しているな。 そのうち、モタモタするなとせっつかれてる気になりそう)


会社を経営するようになったら必ず読み返します。

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Books | 13:40:18 | Trackback(0) | Comments(0)
『和田裕美の必ず結果が出せる営業法則』読書ノススメ
確かに、これだけやれれば営業で結果がでるでしょう
つまり、それだけやるのが難しいということ

和田裕美の必ず結果が出せる営業法則
和田 裕美
ヴィレッジブックス
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amazonキャンペーンにつられて買っちゃいました。
勿論、以前から和田裕美氏のファンで何冊も読んでますよ。

一度セミナーでお話しを伺ったせいか、本書を読んでいても何か直接語りかけられているような錯覚におちいる本でした。
確かに、語り口調の文章なのですが、それ以上の何かがあるような気がします。

和田さんの本は、読んで不快な思いをすることがないので好きなのですが、実は読者に要求しているレベルは高いものがあります。

何故そう感じるか考えてみたのですが、要求事項が現場レベルの具体的な言動について書かれているのが大きな原因と思われます。
直ぐに、出来ているか出来ていないか自己分析できて結果を出せてしまう。 しかも結構できてない・・・

”この本では本当に大事な「人としての基礎」をまとめて書いています”とある通り、こんなことはして当たり前、を目の前に沢山並べられると、なんと出来ていないことの多いことか。
普通にできなきゃいけないことも、沢山あると一つの難しいことよりも難易度が高い気がします。

これだと何書いているか解らないので、リスト形式でメモ書きしときます。

・セルフマネジメント4つの基本ベース
  時間管理
  健康管理
  感情管理
  金銭管理

・人に好かれる6つの条件+2
 1.礼儀正しい
 2.謙虚である
 3.優しい
 4.熱心で前向き
 5.伝えることに自信を持つ
 6.信頼される
 7.「笑われる人」になる
 8.「失敗できる人」になる

・対人対応能力を磨く
 1.聞く力
 2.問題を見つける力
 3.観察する力
 4.ボキャブラリーの力
 5.決断する力
 6.表現の力
 7.「相手がどうありたいか」を想像する力

・営業の基本動作「8つのステップ」

・巻末付録 いまさら聞けない営業マナー 基本の基本


■PickUpPoint

◆営業をやっていると不安になってしまうことも多く、そこには見えない未来を信じる力が必要になってきます。 保証がないことに対して「絶対にできる」と信じる気持ち、根拠のないことに対して「きっと大丈夫」と信じる気持ち、これらがあってこそ、本当に結果がついてくるのです。
私は「時間管理をきちんとしようとすると、見えない未来を信じる力が生まれる」と信じています。

(本書でマナーだ心得だなんだと色々書かれているなかで、私にとって一番困難なのがこの”見えない未来を信じる”です。 和田裕美氏を信じて”時間管理をきちんと”してみましょうかね)


◆ガビガビだったり、パサパサだったり――特に営業マンは、乾いていてはいけません。

(自分の肌質だったので、細かい話しでしたがPickUpしました。 風呂上りに顔の手入れをするようになってからは随分マシになりましたが。 ただ、重なった紙を真上から1枚だけ取るのは苦手なまま)


◆魅力的な人になるということは、ある日突然実現するというのではなく、ゆっくりと確実に変化していくものです。

(本書の中では、”いい顔”に閉じた話しでしたが、もっと広い意味でとらえたい言葉です。
”確実に”を実感するためにしてることがある。 たまに振り返って、しばらく前の過去の自分と今の自分を比較して”違い”を見つけること。 たまにマイナスがあるので焦ります)


◆謙虚な言葉、謙譲語は本当に日本人らしい言葉です。 相手と同じ位置にいないで自分のほうから自分の位置を下げることによって、相手を上げることになります。

(知ってはいるが日常に埋没してしまう感覚です。
人間は”相対”でものごとを捉えるので、自分が下がれば自動的に相手は上がったと感じてくれる。
丁寧語、尊敬語、謙譲語、これを日常的にTPOに合った正しい言葉で発せられてるかと自問すると、出来てない。 この歳で”言葉に対する感度”を上げるのは大変だし時間がかかるからな~子供の内に・・・ちょっと親を恨んでしまう。 あ!責任転嫁してる。 反省)


◆自分の実力に不安を感じることなく、「本気になれば一番になれるけど、別になりたくないから」という言い訳もできます。 そして何よりも、戦わないので負けもないのです。 これは精神的に非常にラクなのです。

(”マイナスウイルス感染者”からの伝染についての一節。 何かで読んだ本にも同様の記述があり、印象的でした。
私も含め多くの人は、全力を出し切った結果がダメな場合の自分を知りたくないようです。 ”のりしろ”を残しておきたいんですね、”可能性の芽”とも言えますか。
そう考えるとオリンピック出場選手などは本当にタフな精神力を持ってますね。 いや必死に頑張って、つけたのでしょう。 今の自分が恥ずかしい)

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Books | 14:29:12 | Trackback(0) | Comments(0)
『経済は感情で動く』読書ノススメ
最初から最後まで飽きさせない作り
学問って、実は自分の生活に役立つんだ

経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
マッテオ モッテルリーニ
紀伊國屋書店
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近頃の行動経済学ブームの火付け役。
最新の『日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 7/15号』にも「行動経済学が分かった!勝てるビジネス心理学」の特集が組まれてますね。

余談ですが、『日経Associe』の特集をチェックすればビジネス本の流行のテーマがすぐに判る。
よく言えば流行に敏感、わるく言えば無節操な雑誌です(もちろん毎号読んでます)


ベストセラーになるのも読んで納得。

1.つかみがよかった。
(パート1に”日常の中の非合理”をもってきて、読者の興味を一気に引きつけた)

2.難しい専門用語が出てくる都度、ページの1/2を使って解説し、その場でスッキリ。
(巻末に載せてもモノグサ読者は見にいかず、あやふやなままだと解り難い本ととられるのを見越してる)

3.章の終わりに”教訓”として、日常への具体的活用を提示。
(ナルホド感UP、ありがた感UPで、次章への弾みがつく)


実は、書いてある内容自体は先日紹介した 『行動経済学 経済は「感情」で動いている 』と殆ど変わりませんが、表現が違った。
『行動経済学』の方が新書ながら勉強している感は味わえましたが、ベストセラーの要素は満たしていなかったのでしょう。

ピークエンド効果やアンカリング効果など、名前のついた現象を手短に知りたい方は『日経Associe』で十分です。
ただ、考察の展開や学問の広がりなど、本書でしか味わえないものも多々あり、一読して損はない内容になってます。

はじめに、にある一節が本書のメッセージでしょう。
”脳のよりよい使い方を身につけることだ。 それが習得できれば、判断力が強化されるし、消費者としても抜け目がなくなるはずである。”


■PickUpPoint

◆感情がとらえる印象に頼れば、分析的に考えるより手っ取り早く認知ができる。 スロヴィッチは、感情が無意識に動きだして判断や決定のための力強いリーダーになると観察した。 そのために彼はこの現象を、「情緒(アフェクト)によるヒューリスティクス」と呼んだ。

(感情という強力なリーダーへの抗い方を知りたかったが、さすがにそこまでは言及していなかった。 そこまでいくと行動経済学の範疇を超えるのかな?)


◆統計に日ごろからなじんでいないといかに罠にはまりやすいか、そのために生じる錯覚がいかに人を惑わせるかということである。
後の章でも見るように、こうした錯覚は故意につくられ、政治、経済、商業の場でうまく使われることもある。 統計の知識がないと、個人の自由が大幅に狭められてしまう場合もある。

(統計のワナについては、しばらく前から言われていることですね。 実は、日本語を正確に読み取れることが重要な気がしてます。 書き手の故意か過失か判りませんが、”考えて”読まないといけないことが多いというのが実感)


◆私たちには、過去の出来事に意味を与え、それは以前の状況から避けようもなく生まれた結果なのだと考えるという、特殊な能力がある。 そのために、前もって知っている情報があったのだから、すでに起こった出来事も予測できたはずだと、まちがって思いこんだりする。

(後知恵バイアスのくだり。 野球やサッカーの解説なら可愛げがあるのですが、直接仕事で降りかかるとゲンナリしますね。 一番気をつけないといけないのが、自分が後知恵バイアスにかかって相手をゲンナリさせること)


◆前頭前野皮質(内部側および眼窩部も)の活性化と合理的選択のあいだには深い相関関係があることがわかった。 この部位が活性化したということは、その人がフレーミング効果を無視して、筋の通った選択をしたことをうかがわせる。

(神経経済学の章のくだり。 池谷祐二氏の本にも出てきた脳の活動を観察できるfMRIでの結果。 これからしばらくの間は、このfMRIなどによる脳を直接観察した結果からの考察が続々報告されることになるのでしょう。 やはり脳はおもしろい)


おしまいに、での一節。
”私たちの選択や行動の質は、この二つのシステムによる駆け引きできまる。 脳が両者のあいだの葛藤をどのようにし管理するか、そしてとりわけ、システム1の衝動的で無意識ですばやい反応を制御して、のさばるべきでないところでそさばらないように、いかにうまく調節できるかにかかっている。”

はじめに、と書いていることは一緒ですが、こちらの方が具体的で、私は好きです。

ちょっと気になったのですが、わりと最近までシステムⅠだけでもそれほど問題にならなかった筈なのに、システムⅡでのコントロールがこれほど重要視されるようになったのはナゼでしょうかね。
単に気づいてしまったから、気になるようになったんだ、と言われてしまえばそれまでですが。

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Books | 15:00:17 | Trackback(0) | Comments(0)
『一瞬で自分を変える法』読書ノススメ
目をひくタイトルも大事だが、タイトルと中身は合わせた方が良い
満足度は期待値と実績の差ですから

一瞬で自分を変える法―世界No.1カリスマコーチが教える
アンソニー ロビンズ
三笠書房
売り上げランキング: 791


タイトルの「一瞬」は大袈裟過ぎるし、内容の比重では「自分」ではなく「他人を変える法」がしっくりきますね。
こじつけると、”他人を変えられる自分、に変える法”でしょうか。

個人的には、他人を変えられる(コントロールできる)ノウハウはそこそこにして、自分を変えるのに役立てる本にします。
そうそう、もう一つ。 他人にコントロールされようとしている時に自覚できるような、自衛手段に役立てます。
相手の手の内を知っていれば、何も知らないより検知できる確率は上がるでしょう。

神経言語プログラミング(NLP)は、人間の脳を思いどおりの方向へと導くための系統立った枠組みであり、自分が望んだとおりの結果を出すために脳を最大限に活用するための科学である。

解るような解らないような説明で、本書は殆どのページをこのNLPの実践的活用法について述べられてる。
”ラポール”などはかなり市民権を得てますね。


■PickUpPoint

◆「何が自分の身にふりかかってきたか」よりも、「ふりかかってきたことにどう対処したか」が人生の成否を決定づける

(本書の中で、逆境をバネに成功を収めた方の武勇伝が多々取り上げられてました。 和田裕美氏なども「事実は一つ、考え方は二つ。」と仰ってますね。 当事者として、起きたことに対してすぐに前向きに転がせるようになるにはもう少しかかりそう。 反射的に嘆くからね。 和田さんのはそれを認めて、それから陽転させようってことなので、まだなんとかできそうな気にがする。 まずはこっちからか。 NLPだとリフレーミング)


◆ある人をモデルにして自分も成功を手にするためには、次に挙げる三つの要素に注目しなければならない。
一つ目は、その人の「信念体系」である。 何を信じているかで、その人の人生は左右される。
二つ目は、その人の「心のシンタックス(構文)」、つまり「思考回路」である。
三つ目は、「生理機能」、つまりが外見や身体の動きである。

(これはかなり参考になるフレームワーク。 マイブームは本田直之氏なので、このフレームワークで本田氏を捉えてみましょう。 さすがにTシャツとジーパンで会社にはいけないが・・・)


◆人間の脳は、感覚を通じて外界を感じ取る。 そのため、私たちの人生は「自分なりの解釈」の上に成り立っており、「ありのままの人生」ではない。

(我々の五感を通しての外界認識、内面の思考、いずれも脳の解釈なんですよね。 やっぱり脳って面白い)


◆ラポールを築くための秘訣は「柔軟性」である。 ラポールの形成を妨げる最大の障害は、他の人も自分と同じ地図を持っているという考えだ。 あなたの世界観は人の数だけある世界観の一つにすぎない。 コミュニケーションの達人は、このことをよく理解している。

(最近ようやく自分の地図が必ずしも正しくなくて、だからといって他人の地図は正しいかといえばそうでもないことが腑に落ちてきた。 限定的だが、人の多様性を受け入れる素地ができつつある。 ただ、自分を持して、なお「柔軟性」を持ち合わせるのは容易にはできないな。 だから出来ることに価値があるのだが・・・)


◆あなたなら、何回の「ノー」に耐えられるだろう。(中略)
「ノー」という言葉を聞いて思考を制限してしまえば、待っているのは制限された人生だ。

(スタローンが何度も断られながらも、諦めずに売り込み続けて「ロッキー」の主役の座を射止めた話しが引き合いにだされてました。 「ノー」に耐え続けるには自分に対する信念によるしかない気がする。 今までの人生の歩みのせいか”信念”っていうのが希薄なのが悩み。 これって人間が薄っぺらいってことか?)


この手の本すべてに言えることなのですが、帰納法で導き出している結論の元になるサンプルの信憑性が低いことが気になります。
帰納法と書きましたが、実際には結果ありきで、それを支えるデータのみを引っぱってきているので当然といえば当然ですが。

最近、それが気になって本を読んでも素直に心に響かないことが多い。
今の課題は、本を突き放すのでもなく、さりとて鵜呑みにもせずという、絶妙な距離感みたいなのを手に入れること。

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Books | 10:42:51 | Trackback(0) | Comments(0)
『行動経済学 経済は「感情」で動いている』読書ノススメ
最近流行りの行動経済学だが、本書は2006年発行
内容が教科書ちっくで、硬過ぎたせいかブレイクには至らず

行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)
友野 典男
光文社
売り上げランキング: 973


経済は感情で動く』がベストセラーになっていますが、その前に新書でさわりを知っておこうと思って読んだのですが・・・甘かった。

かなり難しい。 が、しっかり読み込むと行動経済学の概要が十分つかめる内容になっているので、私には大変勉強になる本でした。

”はじめに”に、『抜け目ない人々の合理的な損得勘定から、感情の役割も重視する方向への変化である。 いわば、「勘定から感情へ」という転換だ。』 とある通り、超合理的で完全利己的な”経済人”をベースにした従来の経済学から、実際の人間の行動に基づいた、より現実の経済とマッチしていると思わせる内容になってます。

本文中で使用される問題とその結果(実験)は、そうそうあるあると頷けるものばかりでした。
それもそのはずで、本文中に記載があるのですが、『行動経済学は心理学と経済学の復縁から生まれた研究分野』とあり、特に認知心理学の成果が盛んに活用されています。

素人目には、認知心理学のヒューリスティクスやバイアス等を経済学界で認められるように数値モデル化しているだけのように感じられます(○○関数や××曲線)。
ただ、自分や他人との関係が中心の心理学ではあまり語られない、経済への影響について研究されている点は非常に参考になりました。


■PickUpPoint

◆症状の記述が具体的で自分がかかっているところをイメージしたグループは、最もかかりやすいと思い、逆に症状があいまいなために、自分がかかっているところがイメージしにくいグループが病気に最もなりにくいと判断したのである。

(仮想的な病気が蔓延する兆しがあるとして、症状の書き方を具体的から抽象的まで4種類に書き分けて、被験者がどれだけかかると思うかの実験結果。 いかに具体的に提示してイメージしてもらうかが、相手を動かすには重要ということを認識されられました)


◆二重プロセスとは、人間が持っている二つの情報処理システムのことである。 一つは、直感的、連想的、迅速、自動的、感情的、並列処理、労力がかからない等の特徴をもっているシステムであり、システムⅠと呼ばれ、もう一方は、分析的、統制的、直列処理、規則支配的、労力を要するといった特徴で表されるシステムであり、システムⅡと呼ばれる。

スポーツや職人の技術は、しばしば体で覚えなければならないと言われるが、システムⅡからシステムⅠに処理が移動できるくらいの練習が必要だという意味である。

システムⅡの重要な役割としてシステムⅠをモニターすることがある。

(「二重プロセス理論」とは、のくだり。 硬い書き方になってますが、絶対覚えておくべき内容ですね。 この理屈を覚えておくと色々なシーンで役立つこと間違いなし。 ただ、真ん中のシステムⅡからⅠへの移行は日々の精進なので、覚えてるだけじゃダメですね)


◆人は変化に反応する、というのがカーネマンとトヴェルスキーの創始したプロスペクト理論の出発点である。

(出発点というだけあって、「人は変化に反応する」は人間の本質に迫る言葉。 が、コメントが続かない・・・)


◆二つの選択肢の複数の性質の中で類似しているものは無視されて、類似していないものが判断に使われる。

(営業で提案する時は、自社製品の差別化要素を類似していないものにし、劣っている要素は類似項目にして埋没させる。 その逆に自分が何か選ぶ時には類似していて無意識に無視している要素に目を向けるようにすると後悔が減る、かな?)


◆時間解釈理論によると、(中略) そして対象が時間的に離れている場合と近い場合とでは、同一の対象に対しても着目する観点が異なると彼らは主張する。
人々は時間的に離れた対象に対しては、より抽象的、本質的、特徴的な点に着目して対象を解釈し、時間的に近い対象に対してはより具体的、表面的、瑣末的な点に着目して解釈するのである。

(身近なとこでは目標の立て方でしょうか。 人生の目標、10年後、3年後、1年後、3ヵ月後、1ヶ月間、1週間、1日、1時間・・・どんどん具体的になっていきますね。 本には旅行のケース等が載って
ました。 計画してる時ともう出発だって時、よく解る。 あと結婚もね)

◆制裁システムが導入されることで、社会規範やモラルによって規制されていた行動が市場での取引のように考えられてしまうのである。
フランスの詩人ポール・ヴァレリーがこの点を鋭く指摘している。「罰することが道徳心を弱らせてしまう、そのわけは、罰することで罪の償いは終わったと思わせるからだ。 罪は罰への恐怖を刑への恐怖におとしめる――要するに罪をゆるすわけだ。 そして罪を取引のできる、計量できるものに変えてしまう。 値切ることも可能なのである」

(ウ~ン 考えさせたれました。 身近なことに置き換えると社内のコンプライアンスや社則といったことですね。 これで思い出したのは、弁護士荒井裕樹の『プロの論理力!』で、誠意を見せろ等の量れないものではなく、全てをお金に換算するという話し。 これが正しいって結論の出せるものではないのでしょうね。 でもいつも考えておくべき問題)

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Books | 17:24:53 | Trackback(0) | Comments(0)

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