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ビジネス書著者を講師に招いたワクワークショップを主催。
Vol.01 横田尚哉氏、Vol.02 小山龍介氏、Vol.03 田島弓子氏、Vol.04 島田昭彦氏、Vol.05 マダム由美子氏、Vol.06 板橋悟氏、Vol.07 齊藤正明氏、Vol.08 阪部哲也氏、Vol.09 川田浩志先生、Vol.10 山口路子氏、Vol.11 マダム由美子氏、Vol.12 手塚美幸氏、Vol.13 横田尚哉氏、Vol.14 Marie&Carol、Vol.15 秋竹朋子、Vol.16 田島弓子氏。

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『ロウアーミドルの衝撃』読書ノススメ
ロウアーミドルって日本語だと中の下で、そのしたの下と合わせると8割を占めるとな!
富の偏りが強化されているが、不明瞭な富の再配分はしっかり残ってる

ロウアーミドルの衝撃
大前 研一
講談社
売り上げランキング: 48003


2006年発売なので内容が一部古くなっていますが(小泉さんがまだ総理)、指摘している問題点は全く解決しておらず、むしろ悪化してさえある。

そんな風に言いきっていいの?というくだりは色々あるが、個々の指摘や提言にフォーカスするのではなく、思考の方向感をくみ取るようにすると非常に勉強になる内容です。

ただ、この本だけではないのですが、所得層の二極化についてはいまだに納得できでない。 確かに所得層の分布ではミドル(本書では600百万~1000万円をアッパー・ミドル)層が減り、300万円~600万円のロウアー・ミドルおよび300万円以下のロウアークラスが増え、1000万円超のアッパークラスの割合が増えているのも事実のようですが、M字型と言われているような凹みはなく、10~15年前と比べて分布がシフトしただけだと思う。

ただ、消費性向のようなメンタルは二極化している。
高くて良い物と、安くてそこそこの物しか売れていない(実際、私の買い物基準もそうなっている)
これは、所得高と消費スタイルが必ずしも一致しない時代になってきているということでしょう。
提供側はますます消費者に受け入れられる商品・サービスが何なのかの見極めに苦労しますね。


■PickUpPoint

◆一世帯あたりの年間所得の国際比較でも、日本はスイスに次いで二位。(中略)
これでも不安なのだから、日本人には不安でないといられない遺伝子が組み込まれているとしか思えない。そしてこの不安の根本には、日本人が自分自身のライフスタイルを自分でマネジメントできていないことが原因としてあるのではないかと、私は思うのだ。

(保険商品が他国に比べて非常に売れているのは、この”不安”の現われなのでしょう。 ここ10年くらいで保険の掛け方の見直しをファイナンシャルプランナーなどから提言されたのと、単純な収入不足とで、日本の保険に対する掛け金は随分減ったのですが、まだまだ多いようです。 確かに自分のライフスタイルを、マスコミの煽りと周囲の人達からの影響でなんとなく決めている気がする・・・)


◆「洗濯機を置く場所がない」などと愚痴をこぼす前に、「なぜ洗濯機を持たなければいけないのか」を考えてみるべきだ。”世間並みに”という総中流時代の固定観念を外して考えれば、誰でも自分に合った生活スタイルを選択していけるはずなのである。

(上のと関連するのですが、このクラスは何と何をそろえないといけない、クラスが上がると、これとこれって感じは漂っている。 最近は一点豪華主義な人も出始めましたがまだまだ少ない気がします。 自分の生活スタイルの個々についてナゼナゼ問答してみましょうか・・・意外な発見があったりして)


◆なぜ日本のロウアーミドルクラスの生活は豊かにならないのだろうか。その原因は、ひと言で言えば規制と市場の閉鎖性による物価高だが、日本人自身の偏見もその一因なのではないかと私は思っている。

(このあと、国産、産地、まがったきゅうりは嫌、B級品不可などが並びます。 国産・産地などのラベル信仰が無くならない限り、世を騒がす偽装事件はなくならないのでしょう。 確実に手に入る利益とバレるかどうかのリスクを天秤にかけると、確実な利益に傾く人が後を絶たないのもわかる気がします。 偽装が内部告発などでバレるまで全く気づかない消費者はどうなんでしょうか? 卸業者からだと相当な量が偽装されて市場に出回ってるのですが)


◆これまで述べてきたことは少し論理的に考えればすぐにわかることで、やろうと思えばすぐにでも実行に移せることばかりだ。
だが、自民党は、基本的に農家をはじめとするさまざまな少数利益団体、すなわちノイジー・マイノリティーと役人の既得権益を守るための政策を行う政党であり、一方の民主党も労働組合に選挙を支えてもらっているうちは、本気で公務員のリストラなどを行うことはできない。

(公務員の削減、農業・漁業などの一次産業従事者の過保護政策の見直し、郵政・道路事業の見直しなどが、頭の”これまで”になります。 私自身は選挙では必ず投票にいくので、全くのサイレント・マジョリティーではないのですが、似たようなものですね。 利権と組織は発生した瞬間から凄まじい生命力を発揮して、自身の維持・拡大にしか向かわないので、不要なだけではなかなか撲滅できません。 これは小なりとはいえ民間にも言えることで、だからこそ、是々非々で対処できた経営者は一部の者からは恨まれるものの全体としては賞賛されるのでしょう)


◆そしていよいよ「生まれた赤ちゃんは、一生かかって稼ぐ金よりも先祖たちから遺された負担の方が大きいぞ」という時代になった。

(日本を国レベルで見ると、ストックとしては完全に破綻しており、フローを持ちこたえさせているからなんとか国としてもっている状況ですよね。 これって万年赤字の自転車操業しているいつ潰れてもおかしくないボロ会社と同じです。 最近は原油高などを起因とした物価上昇が始まっており、”インフレ”と言われることが多いですが、雇用や賃金の上昇を伴っているようには見えないので、スタグフレーションになる気がします。 そんなこんなで日本の将来に希望が見出せない日々が続いていくのでしょう・・・)


本書の中で、大前研一氏は数々の提言をなさっており、うなずける内容のものも多々ありました。 また本書だけでなく、他の本や寄稿にもよく提言をされていますが、一向に実現されません。 多分、実行レベルの配慮が足りていないのが原因の一つだと思います。

改革でマイナスの影響を受ける個々人・組織へのケアと、そもそも一般人はモノグサで、何もせずになんとか過ごせるなら放っておくことに平気な点を踏まえておかないと、何にも回らない。 

最近、人ってなんだかんだ言っても、理ではなく情でしか動かないことを実感してきてるので、こんなコメントになりました。

言い訳しますが、大前研一氏を尊敬してて、最近は特に言動をチェックしているんです。 視点と切り口は本当に勉強になります。
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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

Books | 04:44:24 | Trackback(0) | Comments(0)
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