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ビジネス書著者を講師に招いたワクワークショップを主催。
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『大人の見識』読書ノススメ
歳を重ねることと、見識を深めるのはイコールではない
歳は勝手に重ねるが、見識は自ら深めるしかないから差がつく

大人の見識 (新潮新書 237)
阿川 弘之
新潮社
売り上げランキング: 4187


著者の阿川弘之氏は、海軍提督3部作(『山本五十六』『米内光政』『井上成美』)をはじめとして数々の作品を世にだされており、私も愛読している作家の一人です。

はじめに、に「老文士の個人的回顧談として読んで、自分たちの叡智を育てる参考にして下されば幸いです。」とあるのですが、第二次大戦、英国、海軍、天皇、孔子などに題材を求めながら、まさに回顧談を縷々と述べられております。

近代日本を学校で学べなかった(教わらなかった)が、阿川弘之氏の著書のおがけで昭和初期を中心に近代日本をずいぶん勉強させていただきました。
今の自分で近代日本をもう一度再認識したくなる、そう思わせる本です。


■PickUpPoint

◆幕末の外国奉行だった川路左衛門尉聖謨。 彼が下僚にいった言葉として、「これは急ぎの御用だからゆっくりやってくれ」というのがあります。

(幕末の幕臣は、”倒幕”という敗者側に属する人々なので、あまり良くは書かれていないのですが、実はかなりの人物がいて、川路聖謨もその一人だと思ってます。 この言葉はしっかり噛みしめて、まずは自分に言い聞かせましょう。 ちなみに、大前研一氏は倒幕側を乱暴者とし、明治の立ち上がりがスムーズにいったのは幕臣側の功績であるとしてます。 影響うけ過ぎかな)


◆ユーモアの複雑多岐な形を貫いて、一つ共通することは、「いったん自らを状況の外へ置く」という姿勢、「対象にのめりこまず距離を置く」という余裕がユーモアの源である。

(英国紳士の必須資質のユーモアについてのくだりです。 これが源ですと言われても、なかなか身につくものではないのですが・・・)


◆英国の英国らしさを私に教えてくれた先輩たちを生年順に列挙すると、小泉信三(一八八八)、獅子文六(一八九三)、福原麟太郎(一八九四)、池田潔(一九〇三)、大体この四人。全員明治生まれです。

(ちょっと追っかけてみなければと思い記載しました。 備忘録です)


◆(前略)英国人の方も、歴史上の善悪正邪に関してはいやに超然としている。 日本のように軽々しく謝ったりはしない。
一九九七年香港返還、最期の総督が本国へ引揚げる時、イギリスの皇族、政庁の役人、「百五十五年間の主権侵害を詫びる」と言った人が一人でもいましたかね。 「治にも乱にも、彼らは何か守るところを持してたやすく動かない」と小泉先生が評する所以で、そのへんに大人の国の不思議な魅力があるらしい。

(いきなり日本人が歴史認識に対して超然としたら・・・どうなるんだろう? 少しずつ一本筋の通った大人の国を目指す方がよろしいですな。 ただ、googleで”羞恥心”と検索するとあのユニットがTOPに来る国が”大人の国”になれるのだろうか)


◆「ヒットラーやムッソリーニは、どっちへ転んだところで一代身上だ。二千年の歴史を持つ我が皇室がそれと運命を共になさるというなら、言語道断の沙汰である」

(米内光政が日独伊三国同盟に関して言い残した片言隻句の一つ。 これをそのまま自分に当てはめは出来ませんが、”天秤にかけるモノを間違えないようにしなさい”との諌めと捉えました)


◆ポリュビオスによれば、物事が宙ぶらりんの状態で延々と続くのが人の魂をいちばん参らせる。 その状態がどっちかへ決した時、人は大変な気持よさを味わうのだが、もしそれが国の指導者に伝染すると、その国は滅亡の危機に瀕する。 カルタゴがローマの挑発に耐えかねて暴発し、亡びたのはそれだと--。(中略)
「この言葉、近代の英国では軍人も政治家もよく取り上げる決り文句。 英国のエリートは、物事がどちらにも決らない気持悪さに延々と耐えねばならないという教育をされている。 世界史に大をなす国の必要条件ということです」。

(ギリシャの歴史家ポリュビオスのお言葉。 世は即断即決が褒めそやされているので新鮮でした。 ”宙ぶらりんに耐える”思えておいて損はない言葉かと)

最期の段落に「人の話、人の著書の中でピカリと光っていた「大人の知恵」や「大人の見識」がいくつも頭に浮んできました。」とあるのですが、本当に沢山の著書が紹介・引用されてました。

一部ですがメモ代わりに書き記しておきます。

『日本への遺書』陶 晶孫
『阿房列車』内田百
『暗黒日記』清沢洌
『宰相 鈴木貫太郎』小堀桂一郎
『父の乳』獅子 文六
『読書雑記』小泉信三
『遥かなるケンブリッジ 一数学者のイギリス』藤原正彦
『自由と規律-イギリスの学校生活-』池田潔
『二十世紀日本の戦争』阿川 弘之、中西 輝政、福田 和也、 猪瀬 直樹
『ソヴェト旅行記 』アンドレ・ジイド
『完本・文語文』山本 夏彦
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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

Books | 19:06:25 | Trackback(0) | Comments(0)
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