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ビジネス書著者を講師に招いたワクワークショップを主催。
Vol.01 横田尚哉氏、Vol.02 小山龍介氏、Vol.03 田島弓子氏、Vol.04 島田昭彦氏、Vol.05 マダム由美子氏、Vol.06 板橋悟氏、Vol.07 齊藤正明氏、Vol.08 阪部哲也氏、Vol.09 川田浩志先生、Vol.10 山口路子氏、Vol.11 マダム由美子氏、Vol.12 手塚美幸氏、Vol.13 横田尚哉氏、Vol.14 Marie&Carol、Vol.15 秋竹朋子、Vol.16 田島弓子氏。

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『経済は感情で動く』読書ノススメ
最初から最後まで飽きさせない作り
学問って、実は自分の生活に役立つんだ

経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
マッテオ モッテルリーニ
紀伊國屋書店
売り上げランキング: 129


近頃の行動経済学ブームの火付け役。
最新の『日経ビジネス Associe (アソシエ) 2008年 7/15号』にも「行動経済学が分かった!勝てるビジネス心理学」の特集が組まれてますね。

余談ですが、『日経Associe』の特集をチェックすればビジネス本の流行のテーマがすぐに判る。
よく言えば流行に敏感、わるく言えば無節操な雑誌です(もちろん毎号読んでます)


ベストセラーになるのも読んで納得。

1.つかみがよかった。
(パート1に”日常の中の非合理”をもってきて、読者の興味を一気に引きつけた)

2.難しい専門用語が出てくる都度、ページの1/2を使って解説し、その場でスッキリ。
(巻末に載せてもモノグサ読者は見にいかず、あやふやなままだと解り難い本ととられるのを見越してる)

3.章の終わりに”教訓”として、日常への具体的活用を提示。
(ナルホド感UP、ありがた感UPで、次章への弾みがつく)


実は、書いてある内容自体は先日紹介した 『行動経済学 経済は「感情」で動いている 』と殆ど変わりませんが、表現が違った。
『行動経済学』の方が新書ながら勉強している感は味わえましたが、ベストセラーの要素は満たしていなかったのでしょう。

ピークエンド効果やアンカリング効果など、名前のついた現象を手短に知りたい方は『日経Associe』で十分です。
ただ、考察の展開や学問の広がりなど、本書でしか味わえないものも多々あり、一読して損はない内容になってます。

はじめに、にある一節が本書のメッセージでしょう。
”脳のよりよい使い方を身につけることだ。 それが習得できれば、判断力が強化されるし、消費者としても抜け目がなくなるはずである。”


■PickUpPoint

◆感情がとらえる印象に頼れば、分析的に考えるより手っ取り早く認知ができる。 スロヴィッチは、感情が無意識に動きだして判断や決定のための力強いリーダーになると観察した。 そのために彼はこの現象を、「情緒(アフェクト)によるヒューリスティクス」と呼んだ。

(感情という強力なリーダーへの抗い方を知りたかったが、さすがにそこまでは言及していなかった。 そこまでいくと行動経済学の範疇を超えるのかな?)


◆統計に日ごろからなじんでいないといかに罠にはまりやすいか、そのために生じる錯覚がいかに人を惑わせるかということである。
後の章でも見るように、こうした錯覚は故意につくられ、政治、経済、商業の場でうまく使われることもある。 統計の知識がないと、個人の自由が大幅に狭められてしまう場合もある。

(統計のワナについては、しばらく前から言われていることですね。 実は、日本語を正確に読み取れることが重要な気がしてます。 書き手の故意か過失か判りませんが、”考えて”読まないといけないことが多いというのが実感)


◆私たちには、過去の出来事に意味を与え、それは以前の状況から避けようもなく生まれた結果なのだと考えるという、特殊な能力がある。 そのために、前もって知っている情報があったのだから、すでに起こった出来事も予測できたはずだと、まちがって思いこんだりする。

(後知恵バイアスのくだり。 野球やサッカーの解説なら可愛げがあるのですが、直接仕事で降りかかるとゲンナリしますね。 一番気をつけないといけないのが、自分が後知恵バイアスにかかって相手をゲンナリさせること)


◆前頭前野皮質(内部側および眼窩部も)の活性化と合理的選択のあいだには深い相関関係があることがわかった。 この部位が活性化したということは、その人がフレーミング効果を無視して、筋の通った選択をしたことをうかがわせる。

(神経経済学の章のくだり。 池谷祐二氏の本にも出てきた脳の活動を観察できるfMRIでの結果。 これからしばらくの間は、このfMRIなどによる脳を直接観察した結果からの考察が続々報告されることになるのでしょう。 やはり脳はおもしろい)


おしまいに、での一節。
”私たちの選択や行動の質は、この二つのシステムによる駆け引きできまる。 脳が両者のあいだの葛藤をどのようにし管理するか、そしてとりわけ、システム1の衝動的で無意識ですばやい反応を制御して、のさばるべきでないところでそさばらないように、いかにうまく調節できるかにかかっている。”

はじめに、と書いていることは一緒ですが、こちらの方が具体的で、私は好きです。

ちょっと気になったのですが、わりと最近までシステムⅠだけでもそれほど問題にならなかった筈なのに、システムⅡでのコントロールがこれほど重要視されるようになったのはナゼでしょうかね。
単に気づいてしまったから、気になるようになったんだ、と言われてしまえばそれまでですが。
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テーマ:今日の一冊 - ジャンル:本・雑誌

Books | 15:00:17 | Trackback(0) | Comments(0)
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